初優勝を狙う福田裕子!勝利というプレッシャーに打ち勝てるか!(撮影:ALBA)

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<ニトリレディスゴルフトーナメント 初日◇30日◇桂ゴルフ倶楽部(6,480ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」の初日。この日は北海道特有の粘っこい洋芝や午前中降り続いた雨によりタフなコースコンディションとなった。そんな中、初日上位につけたは穴井詩、イ・ジミン、福田裕子といった初優勝を目指す選手たちだった。

 選手たちにインタビューする記者からは必ずと言っていいほど初優勝に対する質問が投げかけられる。そしてほとんどの場合、「優勝は意識しないように普段のプレーをしたい」といった内容の答えが返ってくる。ここには初優勝を目指す選手たちの複雑な心境が見て取れる。
 そもそも優勝するために必要なことは何か。ゴルフの技術はもとより、ハードなセッティングを戦い抜く体力、冷静な状況判断など必要な要素を挙げていけばキリがないだろう。しかしその中から最も重要となる要素を挙げるなら「優勝を何が何でも掴み取ってやる」という“意思の強さ”ではないかと思う。意思の強さが選手をさらなる高みに導き、そして試合終盤の勝負どころで結果を大きく分ける重要な要素となるのではないか。
 ところがこの意思の強さは曲者で、時に選手の“気負い”となってしまうことがある。そしてそれは初優勝を目指す選手に顕著に見られる傾向で「今回こそは」という気持ちが返って選手の首を絞め、それまで安定していたゴルフを嘘のように乱してしまうのだ。
 そういった経験を多くしているからこそ、選手たちは口を揃えて「優勝は意識しないように」「明日はゼロからの気持ちで」と自分に言い聞かせる。「優勝したいからこそ、優勝を考えてはいけない」そんなジレンマにも似た感情とプロゴルファーは常に戦っているのだ。
 今大会は特有な芝質を持つ北海道で開催され、天候も不安定。初優勝を目指す選手にとっては悪い条件ばかりが目についてしまうが、それよりも初優勝を目指す選手にとっての最大の敵は自分自身の中にある。いくら優勝を意識せずにプレーしていったとしても、必ず優勝を意識せざるを得ない瞬間は訪れる。それがきっと初優勝を目指す選手にとっての“最後の壁”なのだろう。
 とはいえ大会はまだ初日を終えたばかり。“最後の壁”に到達するだけでも容易なことではないだろう。しかし今季、多くの初優勝者が生まれているように今大会から壁を乗り越えて新たなチャンピオンが誕生する可能性は十分にある。今大会残り2日間でどのような戦いが展開されるのかとても楽しみだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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