「外国人が、日本社会を理解するのは大変!」と感じる台湾人女性が、例を挙げその理由をブログに載せた。(イメージ写真提供:123RF)

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 「外国人が、日本社会を理解するのは大変!」と感じる台湾人女性が、その理由を例を挙げてブログに掲載した。

 台湾の女性ブロガー・Sop(ハンドルネーム)さんは、日本文化を「地理や環境が独特で、長い歴史に育てられた」と受け止めており、外国人の感覚では不思議に思うのが当然といった様子。「東京に引っ越してきた台湾人記者も、分からないことがたくさんあると訴えていた」ことに気づいたそうだ。

 Sopさんや記者が言うに、日本は「定義を無視する国」とのこと。「民主国家と言われている日本だが、この50年間を見るとほぼ同じ政党が政権を握ってきた。3年間だけ違う政党が指揮を取ったが、災難と感じた人が多かった」と述べた。民主主義ではあっても政権交代が珍しい日本を、不思議に思っているようだ。

 続いて挙げたのは、日本経済。「家の正面に伸びる道路は、1年間位ずっと工事をしている。年配の作業員が、“絶対に平らにするぞ”というような真面目な態度で補修していた」というシーンを目撃したとのこと。

 少しのゆがみも許さず、几帳面に道路を整備する姿は衝撃的だったようだ。1年かけても工事が終わらない理由がわかったのだろう。また2人の作業員のそばに、5人の警備員が立っていたことも疑問視。「私1人のために、彼らは親切に道を誘導した。教えてくれなくても普通に通れる状態なのにだ。20年間日本で生活してきた友人に聞くと、“制度でそう定まっている”という返事。建築会社が計算して配置人数を決めているらしい」と、マニュアル通りに動いている日本の社会に違和感を覚えたようである。規制が多すぎて良い意味での改革が行われない、と感じたようだ。

 また「トマトの値段が高い」のも、台湾人から見たら不思議らしい。季節の変化に応じて手間ひまかけて、栽培されるトマト。種類も値段もいろいろあるが、台湾人には高級な食べ物に映っているようだ。高品質な日本製の食べ物・品物の背景には、高いコストがかけられていることを改めて痛感したエピソードだったそう。

 Sopさんや記者は、「変わらなければいけないと考えるが、変化を恐れるのが日本人。だから、政府に希望を託すのだ」と考えた。日本という国に注目し魅了されながらも、滑稽に映ったり融通がきかないマニュアル人間の多さに気付いたりと、いろいろ思うところがあるようだ。日本人から見ると台湾の人はおおらかでのんびりしている、というのが一般的なイメージだろう。ルール通りに時間もコストもかけてきちんと物ごとをこなそうとする日本人の生真面目さは、台湾の人には窮屈に映っているのかもしれない。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:123RF)