飲料メーカーが力を入れる、女性層を主ターゲットにしたペットボトルコーヒー飲料

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スターバックスやドトールなどのコーヒーチェーンの競争に、ファストフードやコンビニも参戦し、コーヒー市場がにぎわいを見せている。「プレミアムローストコーヒー」の提供を始めたマクドナルドに続き、2013年1月からは新たにセブンイレブンが加わった。その商品「セブンカフェ」は店頭抽出式で、わずか半年後の7月時点で累計販売数が1億杯を突破するなど好調なスタートを切っている。

ペットボトル入りでデザインにもこだわり

一方、こうした競争の激化が影響してか、缶コーヒーの売り上げは、2013年1〜6月で前年比3%減少した(飲料総研調べ)。しかし、飲料メーカー各社も手をこまねいているわけではない。女性、なかでもカフェでコーヒーやラテを楽しむ女性層を意識したコーヒー飲料の開発に乗り出している。

飲料メーカーのこれまでのメインターゲットは、缶コーヒー顧客の8割を占めるといわれている「働く男性」だった。逆に言えば、女性の顧客を十分に取り込めてはいなかったということだ。メーカー各社では、ペットボトル入りでデザインにもこだわり、カフェで提供されるような本格的な味を追求して、女性層を狙った新製品を続々と市場に投入し始めた。

「ジョージア」ブランドの日本コカ・コーラが5月に発売したペットボトル飲料「LUANA<ルアーナ>」(147円)は、砂糖や甘味料を一切使用せず、「コーヒーとミルクのシンプルなおいしさ」が特徴。

また、キリンビバレッジも8月、ペットボトル入りラテ「キリン ファイア カフェデリ」(130〜147円)の販売を始めた。味の種類は「ビターキャラメル・ラテ」「サニーオレンジ・ラテ」などがあり、若年層がカフェで好んで飲むフレーバーラテだ。大きさもカフェのM〜Lサイズに相当する270ミリリットルで、「カフェのくつろぎを鞄で携帯できる」をコンセプトとしている。

これまでフレーバーラテというと、カフェなどで飲む以外は紙パックのチルド商品が多く、フタができないため持ち運びしにくいという課題があった。ペットボトルで提供することで、「いつでもどこでもカフェにいるような前向きな気分にしてくれる」というわけだ。

こうした新製品が女性層の心をつかむことはできるのか。今後の動向が注目される。