トレンド総研が今年7月、既婚、未婚の女性(25〜49歳)500人を対象に実施した「女性の資産運用に対する意識・実態調査」によると、回答者の6割以上が「教育費や老後の貯蓄などお金に関する不安」があると答えている。

 そうしたお金の不安を解消する一つの手段が、資産運用だ。先の調査で、資産運用に「関心がある」と答えた女性は、全体の93%にのぼる。初心者の女性たちでも、株に投資しながら、定期的に商品をもらえたりサービスを安く受けられたり、楽しみながら投資をするのに向いているのが、「株主優待」の制度を導入している企業の株だ。

 株主優待だけで生計を立てる元プロ棋士、桐谷広人氏が「一押し」なのが、全国で多数の居酒屋、レストラン、カラオケ店などを経営する「コロワイド」だ。運営する店舗で使える優待券を提供する。

「コロワイドは店舗が多く、日本全国で使えるのがメリットです。お店に行かなくても、ネットの注文でも使えるので、使いきれなくなることもありません。最低約52万円で年間4万円の優待を受けられるので、『優待利回り』は約7.5%と高い」(桐谷氏)

 桐谷氏が言う「優待利回り」とは、その株を取得できる最低金額に対する優待の特典金額の割合のことだ。たとえば最低購入金額10万円の株で千円分の優待を受けられる場合、優待利回りは1%という計算になる。

「まずは難しく考えず、身近な企業を選べばいい」とアドバイスするのは、「エフピーウーマン」取締役のファイナンシャルプランナー、高山一恵氏だ。

「女性には、商品を愛用している企業を応援したいという思いが強い人も多いでしょう。その企業の商品を株主優待でもらって使うと、愛着はさらに増しますし、企業のことをよく知ることにもつながります」

週刊朝日 2013年9月6日号