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お隣同士の松戸市と柏市。市の中心となる松戸駅と柏駅はJR常磐線でつながれ、共に千葉県の中核市、東京のベッドタウンとして知られている。街の規模も似ているせいか、何かとライバル意識もあるとのことで、ちょっとそのあたりの事情を探ってみた。

○落ち着いた街・松戸、若々しい街・柏

かつては宿場町として栄えた歴史ある松戸は、落ち着いた雰囲気の住宅街が広がる。一方、柏は市内に走るつくばエクスプレス沿線にニュータウンも多く、若々しい印象がある。

そんな2つの街を比べてみると、人口では松戸が約48万6,000人(平成25年)で県内第3位。柏が約40万5,000人(平成25年)で県内第5位。松戸の方が多い模様だ。両市内で聞いたところ、実際に「近いだけにお互いにライバル意識はあるかも」という声もあった。

もう少し市内で声を拾ってみると、

「東京に近い方が松戸。江戸川一本隔てて向こうは葛飾区です。だから通勤通学の利便性は松戸が上ですよ。街が落ち着いているのもいいです」(松戸市在住・30代男性)

「伊勢丹もあるし主な買い物は市内で。もっと買い物したい時には都内に行くので、下り方向に当たる柏に行くことはめったにないですね」(松戸市在住・40代女性)

「ショッピングに関しては柏の方が上。松戸は大きなショッピングビルはアトレと百貨店の伊勢丹くらいだけど、柏は高島屋、そごう、丸井、ビックカメラが駅からペデストリアンデッキでつながれ、商店街も大きいんですよ」(柏市在住・20代女性)

というご意見をいただいた。

○文化香る松戸、スポーツなら柏

松戸のアピールどころとしては、有名な文学作品や歌謡曲の舞台になっているところも挙げられるようだ。松戸を舞台にした作品としては伊藤左千夫『野菊の墓』、司馬遼太郎『北斗の人』などがある。歌謡曲ではなんといっても「矢切の渡し」が有名である。

矢切の渡しとは、江戸時代に現在の葛飾区柴又と松戸の間に流れる江戸川に渡された渡し舟のこと。この渡し舟を題材にした「矢切の渡し」は、昭和58年(1983)に7組の歌手により競作としてシングルが発売され、特に細川たかしが歌ったものが大ヒットとなった。

一方、柏はローカルネタも数々登場するいわさきまさかずの漫画『あしたの今日子さん』などがあるが、それよりもスポーツに関してその名はよく知られている。

「何といっても柏レイソルがありますから」(柏市在住・30代男性)

柏市内には柏レイソルの試合が行われる日立台と柏の葉の2つのスタジアムがあり、開催日にはサポーターの個性豊かな応援が響き渡る。 

ライバル関係とも言える松戸と柏だが、その魅力を簡単にまとめると、しっとり&歴史の松戸、商業&活気&スポーツの柏といったところだろうか。是非、実際にその違いを体感しに街歩きをしていただきたい。

(OFFICE-SANGA)