大自然の中で聞く音楽はまた格別だ(森のカフェフェス in ニセコの模様) (c)TVh「けいざいナビ北海道」

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 夏のシーズン、新千歳空港は本州からの観光客でごった返している。行先はさまざまだが、北海道の冷涼な気候を生かした夏フェスも人気のコンテンツの一つだ。

 今年もJOIN ALIVEが7月に岩見沢市で行われ、RISING SUN ROCK FESTIVALが石狩市の石狩湾新港(札幌から車で30分〜40分程度)で8月に行われた。

 ともに全国的に人気の夏フェスであり、わざわざ本州からやってくる人も少なくない。私が担当している番組「けいざいナビ北海道」にてこの夏フェスによる地域活性化、町おこしを特集したので、その内容を紹介する。

観光地じゃないから夏フェスの効果は大きい

 岩見沢市で開かれたJOIN ALIVE。この前後の期間の岩見沢市内のホテルは予約でいっぱいとなる。ホテルは周辺のワイナリーの案内をするなど、宿泊客に地元を楽しんでもらうよう努力している。

 岩見沢は札幌から電車で30分強、高速バスでも1時間程度の場所なので、札幌に宿泊しても十分に夏フェスを楽しめるので、こういう地元の魅力を地道にアピールすることは重要である。

 JOIN ALIVEは、いわみざわ公園という場所で開かれているが、この開催場所が実にうまい。

 というのは、野外コンサートで最も切実な問題はトイレであるが、いわみざわ公園の場合は敷地内に冬の間はスキー場になるゲレンデや、グリーンランドという遊園地が存在する。もともと比較的規模の大きいトイレを有しているため、トイレ問題を解消している。

 また、JOIN ALIVEの参加者はリストバンドを見せれば、遊園地にも出入りが自由なため、コンサートに疲れたら遊園地で遊ぶことも可能だ。遊園地にしてみると売上アップ、コンサート会場にしてみると、ほどよく群衆が分散してくれる。

 岩見沢という場所自体は、北海道観光の代表的な立ち寄り地ではない。したがって、普段は観光で人を呼び込むことは簡単ではないが、だからこそ夏フェスをうまく活用している事例と言えよう。

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