夏の甲子園も終わるなど、受験生はいよいよ勉強に本腰を入れる季節となりました。文部省の中央教育審議会で、大学入試を抜本的に見直す方針を掲げたというニュースも記憶に新しいところですが、最近の受験生はどのように勉強と向き合っているのでしょうか。

 高校三年生になるまで大学にいくつもりはなかったという作家・イラストレーターの杉山奈津子さんは、自身を苦しめた鬱病から多くの人を助けたいという思いで、見事東京大学に合格。最初は偏差値がわずか29と、自分自身でも驚くほどの低い偏差値が出たという杉山さん。東大へ合格を実現した勉強法を、『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法』につづっています。

 同氏の勉強法は従来の勉強とは違い、徹底的にムダを省く、受験勉強に特化したもの。

「学校の授業による『受験』勉強は、志望大学の出題方法に沿っていない、内容が薄くて効率が悪いなど、自分にとって時間対効果が低いものもたくさんあります」

「自分の勉強の効率、受験までの時間、授業のクオリティ等々を考慮に入れたうえで、他人に迷惑をかけないなら『授業は聞かなくてもよい』と私は思っています」

と、学校が提供する授業の効率の悪さを指摘しています。また、「『書き写す行為』は無駄の極み」などと、"書いて覚える"という勉強法にも異議を唱えます。

 本書で一貫して述べていることは、勉強を始める前にまず「勉強法から身につけるべき」ということ。「意外だったのが、大学生のとき、同級生にどうやって勉強していたか聞くと、かなり多くの人が『まず勉強法の本を買った』と言っていたことです。(中略)そうやって戦略を立ててきた人たちが合格したのですね。繰り返しますが、皆と同じことをしていたのでは、成績に違いは生まれないのです」と杉山さんは主張しています。

 大学受験の勉強法を提案している本書ですが、「資格を取りたい、営業の成績を上げたい」と考えている社会人にも応用が利く内容。時間を無駄にしない、効率の良い勉強法の確立が、すべての鍵となります。なかなか学習が進まない方も、まずが勉強法を身につける、というところから着手してみてはいかがでしょうか。



『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法 角川SSC新書』
 著者:杉山 奈津子
 出版社:角川マガジンズ
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