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 12年ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト・村田諒太(27=三迫)が、8月25日、東京・有明コロシアムで、東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄(31=ワタナベ)と注目のプロデビュー戦=ノンタイトル6回戦=を行った。

 1回にダウンを奪った村田は、2回2分24秒、TKOで現役の東洋太平洋王者に圧勝し、その強さがホンモノであることを証明した。

 村田は「プロのリングに立てたことを幸せに思う。そして、この試合を受けてくれた柴田選手に感謝したい。80点くらいはあげてもいいですか」と笑顔。

 世界王座奪取に向け、3戦目で海外進出もプランされる村田の次戦は国内開催で、11月に外国人選手と対戦する見込み。

 プロデビュー戦で、いきなり1万人以上収容できる会場でのメーンイベント、ゴールデンタイムでの中継、対戦相手は東洋太平洋王者と、何から何まで、“破格”な扱いを受けた村田だが、注目度の高さの割には、世間的にはあまり注目されていなかった!?という悲しい現実もあったようだ。

 テレビ中継ではガラガラの観客席が映し出されていたが、観衆は主催者発表で4500人と、会場のキャパシティ(1万人)の半分にも満たなかった。

 村田の試合は高校生でアマ7冠を獲得した“怪物” 井上尚弥の日本ライトフライ級タイトル戦とともに、フジテレビ系列で、「ダイヤモンドグローブスペシャル」(同日午後7時〜8時54分)として放送されたが、その視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は6.6%と極めて低調だった。

 裏では視聴率30.5%を獲った日本テレビ系のお化け番組「24時間テレビ」PART.10フィナーレが放送され、それとバッティングしてしまった面を考慮する必要があるが、それにしても、五輪金メダリストのプロデビュー戦の注目度としては寂しい数字。

 ただ、救いなのは、同局プロデューサーによると、村田がTKO勝ちしたシーンでは瞬間最高で12%あったという点。今後も同局は村田の試合を放送していくが、金メダリストにふさわしい視聴率を挙げてほしいところだろう。
(落合一郎)