18世紀に起こった産業革命ほどのインパクトが期待されているシェールガス革命。その波に乗れるおトクな投信がある。


分散投資の効果大。リスクを抑えつつミドルリターンを狙える

「米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギー・ラッシュ)」は、米国のシェールガス革命により新しい投資対象として注目されている「MLP」に投資するファンドです。

シェールガス革命とは、掘削が困難だったシェール層から低コストで天然ガスや原油を採掘する技術が確立されたことにより、米国を中心にエネルギー生産量が増加し、各国の経済構造や世界のエネルギー供給に大きな変化をもたらしている現象を指します。

その影響の大きさは18世紀の産業革命、19世紀のエネルギー革命に匹敵するともいわれています。

MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)は、米国で行なわれている共同投資事業形態のひとつで、その出資持ち分が米国の金融商品取引所などで取引されています。多くのMLPの投資対象はパイプラインや貯蔵施設といったエネルギー関連事業で、そこから得る事業収益、金利、配当、不動産賃貸料等利用料などが収益源です。MLPの事業別構成比は石油やガスの貯蔵・輸送という安定した収益が期待できる中流(上流は探査・採掘、下流は精製・卸売)事業が80%以上を占めています(2013年3月末)。

MLPという名称自体にはなじみが薄いかもしれませんが、仕組みは不動産を投資対象とし、そこから得られる賃貸料などを収益源とするREIT(不動産投信)に類似しています。

「米国エネルギーMLPオープン」は「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の2本のファンドで6月28日に設定、運用を開始しました。

「為替ヘッジあり」では米ドル建て資産に対して原則として対円で為替ヘッジを行ない、為替変動リスクの低減を図ります。そのため円金利が米ドル金利より低い場合、円と米ドルとの金利差相当分のヘッジコストがかかります。

「為替ヘッジなし」は原則として為替ヘッジを行ないません。円安は基準価額の上昇要因、円高は下落要因となります。毎月決算型なので、毎月13 日に決算を行ない、収益分配方針に基づいて分配を行ないます。

このファンドの魅力は3つあります。まず、相対的に高い利回りと安定的な配当成長が望めること。MLPが投資先の事業から得る収益には法人税が課せられません(非課税)。そのため投資効率が高く、相対的に高い利回りが得られます。また、MLPの配当はほかの資産と比較して安定的に推移しています。

2つ目は、堅調なパフォーマンスが望めること。MLPは相対的に高いインカムゲイン(分配金)の獲得だけでなく、キャピタルゲイン(売却益)の獲得も期待できる資産です。過去のパフォーマンスを見ると、他の資産と比べ相対的に長期にわたり堅調なパフォーマンスを得ています。

そして3つ目が、他資産との相関が低く、分散効果が期待できることです。MLPは、エネルギー関連事業に投資するものの天然ガスとの相関性が低いなど、商品価格の影響を受けにくい傾向があります。

また、日米のREITとの相関は株式などに比べても相対的に低く、これらを組み合わせることによって分散投資の効果が期待できるのです。

安定的な成長と分配が期待できる新たな投資対象として、ぜひこのファンドを検討してみてはいかがでしょう。

米国エネルギーMLPオープン(愛称:エネルギー・ラッシュ)

設定日    :2013年6月28日
基準価額   :1万3089円
購入時手数料 :3.15%
購入単位   :販売会社が定める単位
決算日    :毎月13日
販売会社   :銀行、証券会社など

※2013年7月8日現在。購入時手数料は税込み、上限。




この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。