仲和成さん 1965年、福岡県生まれ。九州大学工学部卒業後、株式会社リクルート入社。1995年、INA生命保険株式会社(現・NKSJひまわり生命保険株式会社)入社。初代エグゼクティブライフカウンセラー認定。2003年ファイナンシャル・プランナーとして独立し、現在に至る。

写真拡大

生命保険選びのベースとなるのは終身の死亡保険だ。とはいえ「終身死亡保険」にもさまざまなタイプがある。ここでは主な5つのタイプについて、それぞれの特徴と選ぶ際のポイントをFPブレーンブレーンコンサルティング仲和成さんに教えてもらおう。 

保険が威力を発揮する場面は多い!

 終身の死亡保険は、年齢や性別によるものの概ね支払った保険料の約1.6倍前後の保険金を残すことができる。仮に、手元に300万円の資金があり、自分の万一に備えて全額を残したいと考えたとしよう。

 「300万円の現金があれば、そのうちの180万円を使って、支払総額が180万円の終身保険に加入しておくと、自分にもしものことがあれば300万円の保険金が遺族に支払われます。しかも、手元の現金120万円とあわせると420万円のお金が残せることになります」(仲さん)

 また、死亡した人の資産は、相続税の対象になろうとなるまいと一時的に凍結される。そのため、死亡した人の預貯金からは葬式代すら出せないのだ。

 「保険は書類さえ揃っていれば、早ければ翌日には指定した受取人に保険金が支払われます。保険を活用しない手はないでしょう」

終身保険には5つのタイプがある

 生命保険のベースとなるのは終身の死亡保険だ。その終身保険には「低解約返戻金型終身保険」「変額終身保険」「低解約型積立利率変動終身保険」「98歳低解約型定期保険」「ドル建て終身保険」の5つのタイプがある。

 図1は35歳男性を例に挙げ、それぞれのタイプで一番有利な保険を他のタイプと比較したものだ。いずれも60歳で保険料の払い込みが終了し、死亡時の保険金は500万円(ドル建て保険は1ドル=100円とし、保険金は5万ドル)。なお、「98歳低解約型定期保険」は終身保険ではないものの、ほぼ終身と考えられることから挙げてある。

 また、「低解約型」は、保険料払込期間中の解約返戻金を従来の終身保険よりも30%程度抑えることで、保険料を安くした商品だ。その分、払込期間中に解約すると従来の終身保険より元本割れが大きくなる。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)