特産品から地域支援まで。寄付したい自治体を選ぼう
ノーリスク&低負担で、株主優待のような特産品などの特典が手に入ったり、被災地支援が直接できたりするため、今ひそかなブームとなりつつある「ふるさと納税」。住民税の一定範囲内なら2000円の負担だけで済み、やってみると意外と簡単。そこで、その仕組みやメリット、また情報収集、申し込み、税金還付などの方法について、わかりやすく紹介しよう。


寄付金額と特典を確認。複数の自治体に分けて寄附してもOK!

寄付する金額が決まったら、今度は具体的な寄付先を選ぶ。出身地や親の郷里など、ゆかりのある自治体を選ぶ人もいるだろう。しかし、全額同じところに寄付する必要はない。特典は5000円以上ならこの品……という具合に、寄付金額ごとに決まっている場合が多い。せっかくなら数カ所に分け、あちこちの特産品を手に入れたい。

実際、都内に住むTさん(50代男性)は、半年前に雑誌でこの制度を知り、東北地方を中心に7カ所の自治体に分けて寄付。銘柄牛や果物を堪能している。「震災のこともありますが、東北はもともとおいしいものがいっぱい。妻と一緒に写真やデータを見ながら、あれこれ選んでいます」(Tさん)

いくら寄付してどんな特典が得られるかは、まさに千差万別。特典自体がなかったり、あっても広報送付のみといった自治体から、3000円以上でお菓子などの地元企業協賛セットが届くところや、同額で選べる品を40種類以上用意しているところまである。

「自治体トップの意識や担当者の熱心さなどによって、かなり差がありますね」と話すのは、専門サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの須永珠代さん。それまで特典を比較して選べるサイトがなかったことに不便を感じ、昨秋、全自治体の情報をほぼ網羅した同サイトを開設。テレビや雑誌で取り上げられ、ユーザーも急増中だ。

「特典ではやはり食品、なかでもお米やお肉が人気です。どこも地元の農産物や名産品を売り出したいので、知恵を絞っています」(須永さん)

この機会に、ぜひトライしてみては?

根強い人気ナンバーワン 米

14年連続で「特A」認定 ■山形県・山辺町/「はえぬき」10kg
全国でも有数の米生産地として知られる山形。日本穀物検定協会が認定する食味ランキングで、14年連続「特A」に認定された山形内陸産「はえぬき」を10kg。3・6・9・12月発送。

破格の20kg分で話題沸騰! ■長野県・阿南町/「阿南米」20kg
町内の米作農家支援を兼ね、今年5月に破格の「1万円の寄付で20kg」を打ち出し、話題に。「コシヒカリ」「あきたこまち」「天竜乙女」のブレンド。1カ月で500万円を超える納税があったという。

■新潟県十日町市/魚沼産コシヒカリ2.25kg:米どころ十日町産のブランド米。
■福岡県・築上町/シャンシャン米5kg:県の減農薬・減化学肥料栽培制度の認証米。
■島根県出雲市/古代ロマンあふれるお米セット:斐川平野産コシヒカリ3kgと希少な古代米(黒米、赤米)のセット。

和牛に豚、鶏、イノシシ… 肉

最高級牛肉の霜降りは絶品 ■兵庫県淡路市/淡路ビーフ500g
和牛高級ブランド「神戸ビーフ」「松阪牛」となる子牛の生産をしている淡路島で、同様の子牛から育てられた「淡路ビーフ」。肉の繊維が細かい最高級牛肉の霜降り肉が味わえる。

イノシシ肉を鍋セットで堪能 ■鳥取県/ぼたん鍋セット
柔らかいイノシシ肉と新鮮な野菜、手作り豆腐に特製みそダレが付いたぼたん鍋セットは、すぐ食べられる手軽さが魅力。10〜翌3月の期間限定(申し込みは2月末まで)。

■島根県大田市/三瓶牛肉:三瓶放牧牛のステーキ用ロース(500g)、ヒレ(400g)などから選べる。
■山口県長門市/「長州黒かしわ」焼き鳥・焼き肉セット:天然記念物「黒柏鶏」をもとに改良された長州産地鶏。