●父の発つ日

(画像:「有頂天家族」公式Webサイトより)
©森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族」製作委員会

●キャスト
下鴨矢三郎:櫻井孝宏
下鴨矢一郎:諏訪部順一
下鴨矢二郎:吉野裕行
下鴨矢四郎:中原麻衣
弁天(鈴木聡美):能登麻美子
母:井上喜久子
下鴨総一郎:石原凡
海星:佐倉綾音
赤玉先生:梅津秀行
夷川早雲:飛田展男
金閣:西地修哉
銀閣:畠山航輔
淀川教授:樋口武彦
岩屋山金光坊:清川元夢

●ストーリー
下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。 

残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出す末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて、「面白きことは良きことなり」を身上に、それなりに楽しく暮らしている。

隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機!父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!
●下鴨総一郎の死因
下鴨矢一郎「お前は酔っ払った父上をそのままにしたのか?」
下鴨矢二郎「兄さん、その通りだよ。父上を死なせたのは俺だよ。」
下鴨矢一郎「馬鹿者め!」

●下鴨総一郎、その死の前日
ぐうたら狸の下鴨矢二郎の悩み、それは恋人への告白。しかし、その相手は下鴨矢三郎の許嫁である海星。それを酒の席で下鴨総一郎に相談していたのですが…。

もちろん、それは叶わぬ恋。それを忘れさせるためなのか、2人はしこたま酒を飲んだそうです。

それから下鴨矢二郎と下鴨総一郎はぶらり外に出て、

下鴨総一郎「あれをやれ。」

下鴨矢二郎は父・下鴨総一郎を乗せて偽叡山電車に化けて周囲を闊歩したのですが、それが父・下鴨総一郎を見た最後だったのです。

それから数日後、酔い潰れた下鴨総一郎が金曜倶楽部へ捕まり狸鍋となったのです。

その自責の念から下鴨矢二郎は世捨て狸として井戸の中の蛙となったのです。
●下鴨総一郎、最後に出会ったのは
赤玉先生「師匠を放ったらかしにするとは何事だ!」

下鴨矢三郎は銭湯へ放置していた赤玉先生を迎えに行くと、いつも以上に真っ赤!

下鴨矢三郎は父・下鴨総一郎の事を考えていると、赤玉先生は下鴨総一郎と最後に会ったときの話をします。

とは言っても、彼が狸鍋になった後、幽霊としてですが。

赤玉先生に対して狸の姿で最後の一杯を酌み交わす下鴨総一郎。

赤玉先生「総一郎よ。儂はお前と別れるのが残念である。」

それが下鴨総一郎との今生の別れ。
●母、息子達を見守る
下鴨矢三郎は母に先程の件を伝えると、下鴨矢二郎の話は既に把握していたようで、落胆している下鴨矢一郎に対して、

母「矢一郎、矢二郎の事を分かってやっておくれよ。」
下鴨矢一郎「分かっている。分かっているんだけど…。」


偉大なる父の死、それは四兄弟に彼の能力を分割し、そして母が見守るという構図を作り上げたのですが、それが受け入れられない彼等のようです。

「有頂天家族」、次回もお楽しみっ!


【ライター:清水サーシャ】


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