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米国では「5月に株を売れ(Sell in May and go away)」という相場格言があります。これは、1月から5月にかけて株式相場が上昇し、6月から下げる傾向があるという経験則から導き出されたものです。また、これに続けて「But remember 、to come back in September」とあり、6月から9月にかけて株式相場は軟調なものの、9月頃には底値を迎える傾向があることから、その頃に再び市場に戻ってくることを忘れるな、としています。

こうした経験則などを説明する明確な根拠はありませんが、例えば6月から9月にかけては、その年の企業の業績を予想する上で注目される最初の決算が発表され、一旦出尽くし感が拡がりやすいことや、夏季休暇に伴ない市場参加者が減少すること、などの季節性要因が背景にあると考えられています。

米国の格言を参考に、過去の先進国株式と新興国株式の月別騰落率(下図)をみると、株価は10月から5月にかけて上昇基調で推移した後、年央にかけて調整する傾向があり、格言と似たような経験則がみられています。つまり、米国の格言は世界的な経験則としても捉えることができそうです。なお、株価は、毎年このような動きになるとは限りませんが、経験則に注目する投資家が多いことを考えると、投資のタイミングを検討する上で、ひとつの参考になるものと考えられます。

2013年の株式市場は、米国の量的緩和の縮小観測が拡がった5月頃を境に、新興国株式を中心に軟調な推移となっています。9月のFOMCで量的緩和の縮小が開始されるとの見方が強まる中、市場の不安定さは一層増す可能性がありますが、こうしたイベントを通過した後の株式市場は、過去の経験則のような堅調さを取り戻すのかに注目が集まります。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)

(2013年8月23日 日興アセットマネジメント作成)

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(日興アセットマネジメント)