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オールアバウトが運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」はこのほど、「旅行」に関するアンケート調査の結果を公表した。同調査は首都圏1都3県在住の20歳から64歳の男女を対象に、5日から7日にかけてインターネットリサーチで実施。1,011名からの有効回答を得た。

○国内旅行は伸び、海外旅行は減少へ

「ここ2年の間に国内旅行、海外旅行に行ったかどうか」を聞いたところ、76.3%の人が国内旅行をしているのに対し、海外旅行は29.2%にとどまった。また、「時間や資金といった制約なしに旅行で行きたいところがあるか」との問いに対しては、どの年代においても約40%〜50%が海外に行ってみたいと回答した。

この結果に対し、「マーケティング」ガイドの安部徹也氏は、「今夏は、アベノミクスによる景気浮揚期待から、3年ぶりに家計の夏休み予算が増加した。そのため、国内旅行が堅調な伸びを示す反面、海外旅行は円安が急速に進み、"お得感"が薄れてきたことなどから減少に転じた」としている。

○「若者の旅行離れ」は過去のもの!?

「国内外の旅行経験の有無」を年代別に調べてみると、国内は年代で特に大きな変化はなく、海外は40代が低い傾向となった。また、「1泊以上の宿泊を伴う趣味について、2年の間での経験」を聞いたところ、20代は1位が「スキー・スノーボード」(15.2%)、2位が「フェス・ライブ・コンサート」(12.1%)となった。

この結果に対して、「旅行」ガイドの村田和子氏は、「"スキー・スノーボード"については、"19歳はリフト料金が無料"など、若者がデビューする機会を狙ったファン拡大策もとられており、今後この傾向はますます強くなることが予想される」と分析している。

○多趣味の人は旅行好き!?

「趣味の有無とその数」について聞いたところ、全体平均で3.3個という結果になった。また、趣味が多い(4個以上)層と少ない(3個以下)層とに分け、ここ2年の間の旅行経験を見たところ、趣味が多い層は、国内旅行の実施率が90.9%であるのに対して、趣味が少ない層は70.1%と、20.8ポイントの差があることが分かった。また、海外旅行については、趣味が多い層は57.9%の実施率で、趣味が少ない層は25.7%と、半数以下という結果になった。

この結果に対し、前出の村田氏は、「旅が単なる観光ではなく多様なスタイルを持つようになった昨今、趣味の延長線上で、あるいは趣味を通じた交友関係の広がりから旅へ行く機会が増えるものと推測する」としている。

○若者は「民宿」や「ゲストハウス」が好き!?

「この2年間で宿泊したことのある施設」について聞いたところ、特に「民宿・ペンション」、「ゲストハウス」については20代が他の年代よりも高いポイントとなった。この結果に対し「旅館」ガイドの山田祐子氏は、「従来の"安宿に泊まる"ではなく、"宿から世界につながるリンクサイト"をコンセプトにした、国内のゲストハウスを集積した総合サイトも登場している。今後も、グローバル志向を持った若い世代に浸透していく施設形態と思われる」と解説している。

(エボル)