劇中に負けない仲良しっぷりを発揮していた松坂桃李と綾野剛

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1972年に放送が開始され、平均視聴率21%という驚異的な記録を残したテレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」。その実写版『ガッチャマン』(8月24日公開)で、大鷲の健を演じた松坂桃李とコンドルのジョーを演じた綾野剛にインタビュー。総額2000万かかったとされる“Gスーツ”の感想から恋愛トーク、さらには日本のヒーローの魅力までたっぷり語ってくれた。

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本作の舞台となるのは、謎の組織ギャラクターの侵略によって壊滅状態に陥った地球。国際科学技術庁(ISO)は、800万人にひとりの確率で存在する不思議な結晶体“石”の力を引き出せる適合者を、特殊エージェントとして訓練。最後の望みを託された5人は、悩み葛藤しながらも忍び寄る魔の手に立ち向かっていく。

この日、会場入りするやいなや「結婚会見みたい」と揃って指輪を見せるポーズをしたお茶目なふたり。まずはリーダー健を演じた松坂が、映画の感想を語ってくれた。「途中、回転体装甲車“キャタローラ”が、日本のあるところに落ちて暴走するシーンは衝撃的でした。いつも見慣れた東京の街がどんどん破壊され、人々も逃げ惑う。あまりの衝撃にビックリしました」と明かすと「僕もあのシーンで大爆笑しました」と綾野。「本当にすごいものを見せられると人間って笑っちゃうんですよ。とにかくVFXがすごい!ストレスを発散するには興奮がいちばんなので、ぜひ本作を観てストレス発散して欲しいです」

さらに松坂は続ける「今回、僕が演じる健と剛くん演じるジョーの間で、ナオミという女性を巡っての三角関係(の恋)が展開するんですけど、そういったドキドキ感やワクワク感は男女問わず共感できると思うので、女性の方にも楽しんでもらると思います」

するとここでお約束の恋愛ネタが登場「健とジョーみたいに同じ女性を好きになったらどうする?」の質問が。「キタキタキタ」「キタねー」とニヤニヤするふたり。目の前で実演してくれたふたりのストーリーによると、ふたりで話し合ったあと、“年功序列”式で綾野が告白。ダメだったため松坂も行く。「結果ふたりとも振られる」。もしくは“ねるとん方式”で「○○さんお願いします」と綾野が言うと「ちょっと待ったあ!」と松坂も参戦し「結果ふたりとも振られる」というオチに。こんなヒトコマからも、ふたりの信頼関係はひしひし伝わってきた。

さて、気になるのが、5人が着ていた“Gスーツ”「3度ぐらい衣装合わせをして、ヘルメットも頭の型をきちっととって作ってあるから、本人にしか着れないぐらいサイズがピッタリで。正直、着心地はあまりいいとは言えないんですけど、それでも着ることによって『これから戦闘に行くんだ』っていう気持ちを奮い立たせてくれる衣装だったので『ガッチャマン』の世界観に入っていくのにすごく助けになりました。TシャツやGパンだったら、あぁは戦えないし、セリフの感じも変わってしまいますから」と松坂。綾野は「あのスーツを着ると、どこか悲しみをおびてる状態になるんですよ。スーツなんて着ないにこしたことはない訳で『着る=戦争に立ち向かう』ですから、なんらかの生命を断ち切る作業なんですよね。だからこの戦闘は正しいのかとずっと自問自答する日々でした」と役を通して戦うことと向き合った日々を教えてくれた。

そんな綾野は日本のヒーローである『ガッチャマン』の魅力を「日本のヒーローって基本的にユニットなんですね。『スーパーマン』にしろ『スパイダーマン』にしろ海外のヒーローはひとりだけど、日本の場合ひとりじゃない。誰かが欠けたら最大限の力を発揮できなくなるし、足りないところは補い合う、日本独自の精神性や思いやりが反映されている。そういうところはとても日本らしいヒーローじゃないかな」とコメント。

ふたりに加え、剛力彩芽演じる白鳥のジュン、濱田龍臣演じる燕の甚平、鈴木亮平演じるみみずくの竜と次世代の日本映画界を支えるキャストが一堂に会した本作。世代が違う5人が見せる化学反応に加え、オープニングから華麗なアクションが炸裂する本作。ストレスも残暑も映画館で吹き飛ばそう!【取材・文/大西愛】