ふなっしーより強烈、2位・オカザえもんがキモ可愛い

 8月初めに都内で開催された「2013 ご当地キャラ総選挙」決勝大会(日本百貨店協会主催)。1位になった「ふなっしー」(千葉県船橋市非公認キャラ)は、バラエティ番組で引っ張りだこだ。

 しかし、いま密かに話題沸騰中なのが、ふなっしーに次いで2位だった「オカザえもん」である。少し前からネットでは「キモい」「こわい」と噂になっていたし、総選挙のニュースでテレビに映ったのを見て「あのキャラは誰!?」と衝撃を受けた人が続出している。

 180cmというひょろっとした身長におかっぱ頭。胸毛で描かれているという「崎」の文字は、顔・髪型と合わせて確かに「岡崎」と読める。「ござる」を語尾につけて話し、両手と片足をあげて、前のめりになったポーズが得意だ。

 彼はいったい何者……!? 早速調査を開始した。

◆妻に逃げられた子持ちの41歳

「オカザえもん」は愛知県岡崎市のご当地キャラで、本名は「岡崎衛門之介」という。

 1972年7月1日生まれ、現在41歳。奥さんに逃げられ、4歳の子どもを育てるバツイチのシングルファザーだ。ゆるキャラにしては切なすぎる身上だが、彼を見ているとそんな悲壮感などない。

 特技は「自己流ダンス」と言い、確かに腕を直角に曲げてふにゃふにゃと回すあやしい動きがよく見受けられる。

⇒【動画】はこちら http://joshi-spa.jp/29147(Youtube「変デジ研究所」チャンネルより)



 このオカザえもん、実は名古屋市の現代美術作家・斉と公平太さんが制作したアート作品である。昨年、岡崎市で開かれた「岡崎アート&ジャズ2012」に、着ぐるみとともに出品された。絵で見るとかわいいらしい2等身のキャラクターだ。しかし、現実に飛び出すとしっかり人間と同じサイズの姿に。巷では「なんか間違ってる……!」という指摘もチラホラ。


◆岡崎市長の反応も、実はあんまり……!?

 オカザえもんが登場する動画では、「気持ち悪い」「キモーイ」と本気でつぶやく女性の声が多々聞こえた。また、その姿を見て「こわい」と泣き出す子どももいるのだとか。

 こうした反応に、斉とさんは、「とにかく岡崎市を知ってもらおうと考えた。元々『ゆるキャラ』ではなかったが、ある意味狙い通り」と話しているという。(2013年5月13日 読売新聞)

 一方で、岡崎市長もオカザえもんの風貌について、「確かに好きではないが、別に毛嫌いしているわけでもない」と話している。しかし、彼が岡崎市のために励んでいることは認めているという話だ。(5月28日 岡崎市長ブログ)

◆「オカザえもんのブルース」でミュージシャンデビュー!!

 そう、オカザえもんは今、岡崎市の地域貢献のために汗水流して働いている。今年4月1日、岡崎市の「岡崎アート広報大臣」に就任したのだ。このとき、彼はその意気込みについて「好きになってもらえるようPR成果を出すでござる」と話している。(2013年5月1日 スポニチ Sponichi Annex)

 7月1日には、“ジャズの街”として岡崎市をPRすべく、「岡崎ジャズメッセンジャーズwithオカザえもん」でミュージシャンデビュー。そして、オカザえもんが作詞したという「オカザえもんのブルース」なる曲を発表。この曲を引っさげて、毎週金曜と土曜には「岡崎公園内二の丸能楽堂」にて定期公園が開かれている。

⇒【動画】はこちら http://joshi-spa.jp/29147



「カモンベイビー岡崎 ハリアップ岡崎 ベイビー〜♪」

 女性ボーカルの横で、リズムにのって両腕をふわふわと動かし得意のダンスを披露するオカザえもん。実にシュールである。

 だが、この定期公演、毎回100〜200名の客であふれ返っているという。市の話によると、公園内のみやげ店では、Tシャツや饅頭といったオカザえもん関連商品で月に400万円以上を売り上げ、大盛況だそう。