放射能が怖い…韓国で日本の菓子が投げ売り状態

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韓国に輸入された日本の製品が、福島第一原発事故の影響で販売不振に陥っていることが分かった。大手スーパーは大幅な値引き販売をするなど対策を講じているが、消費者は日本製品を敬遠しており、売れ行きは悪いという。

韓国メディア、アジア経済によると、販売が低迷しているのは日本の水産物、加工食品、菓子、おむつなど。インターネットをよく利用し、放射能に関するうわさに接しやすい20~30代がもっとも日本製品を警戒しているという。

あるデパートの食品コーナーでは、通常は4000〜7000ウォン(約350〜600円)で販売されている日本のお菓子が、1000〜3000ウォン(約90〜260円)で売られていた。通常の価格ではなかなか売れないため、賞味期限が迫っている商品を集めて特価販売された。

ネットショッピングモールの「Gマーケット」でも、日本の製品は売れ行きが悪いという。7月13-8月13日の売り上げ動向を調べたところ、日本製品は前年同期よりも30%減少。特にお菓子の売り上げは40%近くまで落ち込んでいた。

業界関係者は、「日本の放射能に対する懸念がネット上で広まり、このような情報に接した20~30代の消費層が日本の製品を避けている。しかしお年寄りやネットをあまり利用しない世代は、放射能に関する情報にあまり触れないため、あまり気にしていないようだ」と説明した。

・参照:アジア経済

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