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日本機械輸出組合は19日、2013年6月の機械貿易動向を発表した。それによると、6月の機械輸出額は前年同月比2.6%増の3兆8,783億円となり、2カ月連続でプラスとなった。円安で円建て輸出額が増加したことや、自動車の輸出が伸びたことなどが要因と見られる。

輸出額の水準は、リーマンショック前の2008年6月と比較すると81.1%となり、前月より1.5ポイント上昇した。

機械輸入額は、前年同月比21.6%増の1兆7,219億円と、10カ月連続の増加。国内需要を反映し、伸び率が拡大(前月16.9%増)した。輸入額の水準は、リーマンショック前と比べて102.3%となり、3カ月連続でリーマンショック前を上回った。

地域別輸出額を見ると、機械輸出額の24.8%を占める北米向けは前年同月比14.3%増の9,635億円。自動車(前年同月比22.6%増)、医療機械(同33.9%増)、通信機械(同25.0%増)、半導体製造装置(同14.9%増)が増加した。

EU向け(全体の10.2%)は前年同月比4.5%増の3,948億円。自動車部品(同10.9%増)、船舶(同91.6%増)、重電機機械(同31.2%増)、民生用電子部品(同20.1%増)、医療機械(同27.2%増)などが大幅に増え、14カ月ぶりにプラスに転じた。

NIES/ASEAN向け(全体の28.3%)は前年同月比1.8%増の1兆983億円。国別では、韓国(同14.0%増)、台湾(同12.2%増)、ベトナム(同7.0%増)が大幅増となり、業種別では、電子ディバイス(同20.7%増)、重電機機械(同3.9%増)、自動車(同3.5%増)、産業機械(同2.1%増)などが増加した。

一方、中国向け(全体の16.5%)は前年同月比0.9%減の6,391億円。自動車(同2.2%減)、デジカメ等民生用電子機械(同21.7%減)、電子ディバイス(同5.9%減)がマイナスとなった。

その他地域向け(全体の20.2%)は前年同月比6.5%減の7,826億円。国別では、アフリカ(同26.8%減)、中南米(同19.8%減)が大きく減少、機種別では、船舶(同47.0%減)、建設機械(同16.3%減)が大幅なマイナスとなった。

また、リーマンショック前の2008年6月と比べたところ、水準を超えた地域は見られず、中国は98%、北米は96%、NIES/ASEANは91%、その他地域は66%、EUは54%と低い数値となった。

業種別動向を見ると、全19業種中、15業種がプラス、4業種がマイナス。全体の約35%を占める自動車が3カ月連続、産業機械が2カ月連続で増加した。

機種別動向については、運搬機械、繊維機械等が大幅に増加した一方、船舶、デジカメ・ビデオ等は大きく減少した。

為替増加要因は合計10.1%となったが、6月の輸出額は2.6%増であることから、実質的伸び率は7.5%減と、前月よりマイナス幅が0.4ポイント拡大した。

(御木本千春)