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財務省は19日、2013年7月分の貿易統計(速報、通関ベース)を発表した。それによると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆240億円の赤字となった。

赤字は13カ月連続で、赤字額は比較可能な1979年以降、7月としては過去最大、全体でも過去3番目の額となる。輸出は増加したものの、原粗油や液化天然ガスの輸入が増えたため、赤字が拡大したと見られる。

輸出額は、前年同月比12.2%増の5兆9,620億円で、5カ月連続の増加。品目別では、自動車が同14.3%増、有機化合物が同50.3%増、半導体等電子部品が同14.7%増などとなった。

輸入額は、前年同月比19.6%増の6兆9,860億円で、9カ月連続の増加。品目別では、原粗油が同30.2%増、液化天然ガスが同16.9%増、半導体等電子部品が同40.5%増などとなった。

地域別に見た場合、対米国は、輸出額が前年同月比18.4%増の1兆1,059億円、輸入額が同18.2%増の6,059億円で、5,000億円の黒字。黒字額は7カ月連続で増加した。輸出品目では、自動車が同31.9%増、電池が同117.8%増、原動機が同12.2%増。輸入品目では、肉類が同39.3%増、原動機が同33.8%増、液化天然ガスが同200.4%増となった。

対EUは、輸出額が前年同月比16.6%増の5,872億円、輸入額が同15.4%増の6,899億円で、1,026億円の赤字。赤字は7カ月連続で、7月としては過去最大となる。輸出品目では、原動機が同36.7%増、自動車の部分品が同22.3%増、電算機類の部分品が同27.6%増となった一方、映像機器は同43.8%減少した。輸入品目では、自動車が同30.9%増、医薬品が同16.0%増、航空機類が同223.7%増となった。

対アジアは、輸出額が前年同月比9.1%増の3兆2,231億円、輸入額が同18.5%増の3兆1,207億円で、1,024億円の黒字。7月としては過去最大の輸入額となったものの、6カ月連続で黒字を保った。輸出品目では、有機化合物が同64.5%増、半導体等電子部品が同15.5%増、プラスチックが同17.4%増となったのに対し、金属加工機械は同36.8%の減少。輸出品目では、液化天然ガスが同42.3%増、衣類・同付属品が同30.4%増、半導体等電子部品が同44.0%増となった。

対中国は、輸出額が前年同月比9.5%増の1兆1,045億円、輸入額が同18.3%増の1兆4,909億円で、3,864億円の赤字。赤字は17カ月連続で、輸入額、赤字額ともに7月としては過去最大を記録した。輸出品目では、有機化合物が同75.6%増、プラスチックが同26.0%増、半導体等電子部品が同14.0%増となった一方、金属加工機械は同55.8%減少した。輸入品目では、衣類・同付属品が同27.4%増、電算機類(含周辺機器)が同30.4%増、半導体等電子部品が同100.1%増となった。

(御木本千春)