動物たちの驚くべき記憶力!―イルカ、チンパンジー

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イルカもチンパンジーも、かねてから頭のいい動物だと言われてきました。そして実験の結果、非常に優れた記憶力を持っていることが分かりました。

イルカの知能が優れていて、記憶力がいいことはずいぶん前から知られていました。これに加え、最近のアメリカの実験で、彼らは時系列にそって記憶することができるらしい、ということが明らかになりました。

飼われているイルカは、人間の都合で水族館を移動することがあります。引き離されたつがいは、その後一生会えずに終わることも珍しくありません。

この実験は、アメリカ中のイルカの発する信号―「声」を録音したもの。集めたこれらの声をランダムに再生すると、イルカたちはそれぞれ、特定の声に対して「信愛」の行動を見せるのだそうです。調べてみると、声の主はかつて同じ水槽で泳いだパートナーでした。彼らは個体の声を聞き分け、長い間離れていてもその声を記憶しているのです。

また、日本の研究は、チンパンジーが短期記憶に非常に優れていることを明らかにしました。iPadのような形のディスプレイを彼らに見せ、そこに順番に映し出された物の個数を再現させると、驚いたことに人間よりもチンパンジーの方が正解率が高くなるのだそうです。この能力は、単純な順番だけでなく、3次元の空間のどこに存在するか、ということも含めて発揮されるそうです。

チンパンジーは最も人間に近い霊長類とはいえ、別の種類に進化したのは400万年以上も前。その脳の大きさは人間の1/3程度です。研究者は、「森の中に住む彼らが、敵を避け、ある物体がえさであるかどうか確認し、仲間との共存していく上で、空間的な短期記憶が重要な役割を果たしているためではないか」と推測しています。

ちなみに、ラットを使った実験で、シャンパンが記憶力の向上に効果的であることが証明されているそうです。シャンパン入りのえさと、普通のえさを食べているラットを比較すると、シャンパン入りのえさを食べているグループは50%も記憶力が向上したそうです。これは人間に適用すると、週に数杯、3年間続ける場合の結果に値するそうです。

まだまだ謎の多い記憶の能力。シャンパン片手に、思いを巡らせてみましょうか。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Dolphins, chimps display powers of recall
http://www.3news.co.nz/Dolphins-chimps-display-powers-of-recall/tabid/1160/articleID/308913/Default.aspx