それ、木村さんに聞いてみよう。 Vol.1
本誌で「目指せ株ミリオネア!」を連載していた木村さんが、久久にガチンコ取引を再開。5月の暴落でもコツコツ稼いだ!


ブランクにもメゲずアベノミクス相場でカムバック!

東日本大震災でトレードをやめてからは、けっこう大変な生活でした。宮城県の実家は被災しているので、地元に頻繁に帰る生活で、慌しく過ごしていました。

ふと冷静になれたのは、ホント今年に入ってから。気づくとアベノミクスがもてはやされて株価が上昇、そろそろそろ何か活動をしなきゃとアクションを起こしたのです。

まず試みたのが、以前やっていた日経平均先物のミニ。昔は持ち越しをして大損こいたので、今回はスキャルピングに挑戦。けどワンティック勝つのが大変で、5万円の利益を得るのに、何百口とトレードして1カ月もかってしまい、非常に効率が悪い。じゃあまた株かなとか、以前から持ってたSBI証券にお金を入れてトレードしたんですが、どうしても手数料負けをしてしまう、そういう自分がいたんです。

そんな矢先、松井証券の「一日信用取引」を知ることとなって……。実はニュースで知っていたのですが、はっきりと認識したのが4月の初め。タイミング遅すぎ〜。

とりあえず松井に口座を作らなきゃと思って調べたら、なんと、松井の口座を持ってんじゃん。なんだよ〜。恐る恐るメモ書きした口座番号やらIDやらを入れてみると、じゃ〜ん、「エヴアンゲリオン」のエヴァ初号機のように、みごと画面が立ち上がったではないか。そこから一日信用取引の申請をして、開始したのが4月17日でした。

今回の株取引は?最後の挑戦〞と、この相場で負けたら生涯やる資格ないぐらいの決意をしていました。それはトレーダー有利のルールがたくさん出てきたから。



損切りできないから一日信用取引は天の恵みとなった

まず特筆すべきは、今年から信用取引の無限回転売買が可能になったこと。今まで100万円の現金を入れていたら、300万円の信用枠を使い切ると、あとは現物で取引するしかなかった。それが「買って、売って」の繰り返しならいくらでもできる。だから100万円あれば、理論上は1日で1億円の信用取引もできる。

加えて松井証券の一日信用取引だと、手数料がタダになる。これは画期的。初心者、あるいはあまりうまくないわれわれは、いつもいいところで手数料負けをしてしまう。手数料がなかったら勝っていたのに、とね。たとえば大手ネット証券は、300万円の取引で約2000〜3000円の手数料。松井の一日信用は手数料なしで、貸株代のみ。これが300万円で200円ぐらいか。つまり従来の10分の1以下の料金になるのだから、非常にトレーダーが有利。

さらに一日信用取引は文字通り、1日の中で取引を手じまいしなければならない。実際は持ち越しできるが、そのときは翌日、割高な貸株代を取られて強制決済となる。これは今まで持ち越して、塩漬けにしてきた身としては、むしろ非常にありがたい。過去に任天堂を430万円で買い、300万円で売った者としては、まさに天のおぼしめしではないかと思えるほどの、制度と感じとった。



爆騰ガンホーで高額トレード。20万円の利益…が

というわけで、アベノミクスで勢いもいい。条件はすべてトレーダー有利、勝つしかないぞと言わんばかりに参戦したのでした。

初日はツールの使い方があまりわからず、ちょい負け。少し練習して正式に4月18日から開始。いきなりやったのがガンホー。当時はまだ50万円台だったので、気軽に買えた。取ったり取られたりしたが、ちゃんとロスカットもしたぞ〜。次第に勝っていく回数が増え、初日はなんと4万7000円の利益。信じられない、儲けが元金の1割以上って。続いて翌日も4万2000円の勝ち、おいおいこの勢いじゃ、あっという間に億万長者じゃん。結局6営業日だけで20万円近い利益になり、ゴルフ会員権の相場表を見ながら、どのコースを買おうかと、すでに人生の勝ち組の気分で鼻歌を歌っていた。非常にめでたいもんです。