昨年11月から始まったアベノミクス相場。日経平均株価が1万5000円を突破していく過程では、「日本株高は夏の参議院選挙まで」という声も上がっていた。しかし、参院選後の大胆な政策実現が見通せてきた今、ここへ来て新たなテーマが次々と浮上している。アベノミクス第2幕が始まり、日経平均は二番天井に向かう!


株式市場では、夏場に株が上がることを「サマーラリー」と呼んでいる。そして、この夏ほど、サマーラリーが期待されている年も珍しい。

昨年11月からの株高局面では多くの個人投資家が資産を増やしてきた。しかし、5月下旬からの突然の急落で投資家心理に冷や水を浴びせられたのは記憶に新しい。

日経平均は、一時、日銀による4月4日の異次元緩和前の水準に限りなく近づいた。しかし、参院選を前に立ち直り、今では二番天井にトライしようとしている。

アベノミクスの3本目の矢である「成長戦略」では、その内容にマーケットは肩透かしを食らった。しかし、いま思い返せば、参院選を前に思い切った政策は打ち出せなかったとも考えられる。カジノ法案についても、これを推し進めることは、反対派による選挙での反対票を増やすことになるのは目に見えていたからだ。

しかし、参院選後には、安倍政権が大胆な政策を打ち出しやすくなることが予想される。今特集では、これからマーケットのテーマとなりそうなアベノミクス関連を紹介していく。

秋の臨時国会に向け、今年のサマーラリーは久々にアツくなりそうだ。




この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。