新興株が多め!窓・壁テクニカルで探した20銘柄
急騰後の急落で10万円株の中にも戻り売り圧力がありそうな、?絶望〞銘柄が多数存在する。スペシャリスト・黒岩さんが独自理論で今後も期待できる?チャート美人銘柄〞を発掘!


株価の真空地帯が「窓」。出来高が多い価格帯が「壁」

期待感先行で急上昇した後、5〜6月の大暴落に見舞われた日本株。高値つかみをしてしまった投資家も多く、大量の塩漬けポジションが株価の上昇を阻む壁として立ちはだかっている。

つまり、有望な10万円株を探すにはテーマや業績だけでなく、チャート分析も非常に重要だということ。

「私が開発した『窓・壁理論』を使えば、株価上昇に期待できる銘柄・できない銘柄を簡単に見分けられます」と語るのは、黒岩アセットマネジメントの黒岩泰さん。業界でも一目置かれるチャート分析のスペシャリストだ。

「『窓』というのはチャート上で値が飛んでしまっているゾーン。前日と当日のローソク足がまったく重ならない、株取引の空白スポットのことです。窓では、投資家の取引が約定しなかったため、価格帯別出来高がゼロになっているのが特徴。株価はこの窓に吸い寄せられるような動きをする傾向が強いんです」と黒岩さん。投資用語では「窓埋め」と呼ばれる値動きだ。

対して黒岩理論における「壁」とは、多くの投資家が過去に取引を行ない、価格帯別出来高が急増している水準。株価がそれより上なら壁は下落を阻むサポート役として機能し、下なら上昇を阻むレジスタンスとして立ちはだかる。

「今後、さらに一段の上昇を続けるためには、高値つかみをした投資家の戻り売りが出やすい壁が上方にない銘柄が一番です。まずは、チャート上に価格帯別出来高を表示させ、出来高が多い価格帯ベスト3を探してみましょう。その3つの壁よりも現在の株価が上にあれば、需給面から見てまだまだ上昇が狙える有望銘柄とみることができます」(黒岩さん)

これに、先ほどの窓理論を組み合わせれば、今後の値動きをかなり正確に予想することができる。株価は窓に吸い寄せられる傾向が強いため、上値に大きな壁がなく、大きな窓だけがあいていれば、株価はその真空地帯に向かって、スルスル上昇していく可能性が高まるのだ。



乱高下で窓あき株が多数出現。窓埋めを予想して勝負!

「反対に下方にあいた窓を完全に埋めた場合は、そこから再度、反転上昇する展開も考えられます。5月以降の株価の乱高下で、チャート上に大きな窓がいくつもできた銘柄が多数生まれました。こうした窓あき銘柄が、下値にある窓を埋めるためにさらに下落するのか、それとも上値にあいた窓に吸い寄せられて上昇するのかを見極めることが重要なのです」と黒岩さん。

黒岩流「窓理論」には下の図のような4つの法則があるので参考にしよう。窓・壁理論から見て有望度の高い10万円株も黒岩さんに厳選してもらった。ネット証券が提供するチャートツールには「価格帯別出来高」が標準装備されたものが多い。窓・壁理論を駆使してチャート分析すべし!




順張りチャートで厳選した10万円株20

ライト工業(東証1部・1926)
736円/100株 7万3600円
地盤改良工事が得意な専門土木業者。法面(のりめん)のコンクリート補強や緑化に定評がある。採算管理が上手で、借入金は少ない。

学情(東証1部・2301)
729円/100株 7万2900円
大学生などに就職情報を提供している。合同企業説明会「就職博」で検索すると、この会社の学生・企業の動員力がすぐにわかる。

夢の街創造委員会(ジャスダック・2484)
815円/100株 8万1500円
ツタヤで知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のネット企業。出前仲介サイト「出前館」は知名度向上につれて取扱高も増加中だ。