日経平均の日足チャート(6カ月)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

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 懸念したとおり、8月相場は酷いことになっています。8月相場は「閑散に売りなし」ではなく「閑散に後場から大口売りあり」になっています。

 このコラムを読んでいる、成り上がりたいあなたは、「休むも相場」という相場格言を実践したはずなので、この波乱の夏枯れ相場については、高みの見物を決め込んでいることでしょう。一方、成り上がれない連中は、このような難しい局面で勝負し、多くの場合、命の次に大事なカネを日を追うごとに失っていると推察されます。

とりあえず「損は早めに切る」

 ところで、2日時点の信用取引の評価損益率はマイナス8.67%と、前週のマイナス8.62%から悪化しました。悪化は4週連続です。この週の日経平均は2.38%上昇したにもかかわらず、評価損益率は悪化しました。評価益の出ている建て玉を外し、評価損を残した結果でしょう。

 そして、5日〜9日の週の日経平均は5.88%下落しています。評価損益率は大幅に悪化していると観測されます。つまり、個人信用の手の内は目を覆いたくなるほど悪化していると推察されます。

 なお、成り上がりたいあなたは、信用取引をする際には、原則として、評価益の出ている建て玉が残し、評価損の建て玉を急いで外さないといけません。損は早目に切る。これが重要です。

 さらに、8日の日経ジャスダック平均株価が3日続落し、7月1日以来、約1カ月ぶりに1800円を割り込み、9日も下落し引き続き1800円を割り込んでいます。新興市場は個人の関与率が高いため、個人投資家のマインドの悪化は顕著です。このため、今後も個人投資家好みの銘柄群は下がりやすく、上値の重い展開が予想されます。

 このような投資環境になると、膨らんだ評価損について、「こんなになっちゃったら、もう、売るに売れないよ」という声が、いろいろなところから聞こえてきます。

 そもそも、成り上がりたいあなたは、このような状況になってはいけません。しかし、万が一、そのような愚かしい状況(リスク管理を怠り、漫然と評価損のポジションを抱え苦しむ状況)に陥っているのなら、「売るのに遅すぎることはない」と決断し、損切りを実行するべきでしょう。

 とにかく、あなたが相場で成り上がりたいのなら、適切な対応力を磨くべきです。つまり、「しまったは手仕舞え」を特に一番に心がけるべきなのです。

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