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JR北海道は7月15日9時13分頃に千歳線上野幌〜北広島間で発生した、特急「スーパーおおぞら3号」の3号車配電盤から出火したトラブルについて、このほど現時点で判明している原因と対策を発表した。

このトラブルでは、グリーン車(キロ282-2号)の空調などを制御するスイッチ類を収める配電盤において、室内送風機・室外送風機を動作させるための接触器の配線が焼損しており、詳しい原因について調査が行われていた。

今回の発表によれば、接触器に接続されていた2つの配線同士を締め付けるビスにゆるみがあったのが原因とのこと。正規に締め付けた圧着端子部の間隔が2mmとなるが、焼損した部分ではこれが3mmとなっており、接触不良の状態にあった。このため当該部分の抵抗が増加し、発熱・焼損に至ったという。

また、先頭車両など3台に搭載した自動列車停止装置(ATS)の「バリスタ」と呼ばれる部品が焼損していたことについては、サービス配電盤内の440V回路が地面とアースしている車体につながったため、同じく車体によりアースしているATS受信機へ流れ込んだことが原因だったとしている。バリスタは、ATS本体を高電圧から守る役目をしており、今回バリスタに電気が流れ込んだことにより、ATS基板のその他の部品には影響がなかったという。

今後の対策について、機器取替えや配線工事などを行った際は作業後に確認するとともに、車両を工場から出場させる際の最終検査工程でも確認を行うとしている。

(佐々木康弘)