著名投資家が不吉な予言 1987年型の暴落が来る?

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【今回のまとめ】
1.著名投資家、マーク・ファーバーが87年型の暴落を預言
2.これまでの株価の足取りは、必ずしも似ていない
3.新高値銘柄数が減っているのは、指摘通り
4.企業業績は、余り良くない
5.長期金利の上昇による住宅市場の暗転に注意

マーク・ファーバーの不吉な預言

 先週、米国のケーブル・テレビ、CNBCに香港在住の著名投資家、マーク・ファーバーが出演し「現在の米国株式市場はブラック・マンデーのあった1987年と似ている」とコメントし、かなり話題になりました。彼の主張のポイントは:

1.株価指数は上昇しているが、企業収益は余り伸びていない
2.ブラック・マンデーの時は株価指数が上昇しても新高値銘柄数が減った
3.現在、株価指数は新高値近くにあるが、意外に新安値銘柄数が多い
4.ここから20%程度の株価の調整があるだろう

です。

 私は必ずしもマーク・ファーバーの意見に賛成ではありません。ただ彼の主張の中にはじっくり考えてみるに値する指摘も含まれています。そこでこれらの指摘を検証してみることにします。

これまでの株価指数の足取り

 まず1987年と今年の株価のこれまでの株価の軌跡を振り返ってみます。二つの期間のチャートを重ね合わせ、比較する場合、起点をどこに取るかで、いくらでも我田引水な議論が出来てしまいます。

 そこでここではそうした恣意性を一切排除するため、先週金曜日(8月9日)から200日遡り、2012年10月22日を100とし、これを起点としました。そして大暴落の日(1987年10月19日)から同じく200日遡り、1987年1月5日の株価を100とし、グラフを重ねました。


 上のチャートを比較する限りでは、特に1987年と今年が似ているとは思えません。特に1987年の場合、暴落する二月ほど前に株価が大天井を付けて、その後の戻り高値が大天井より低かったことがわかります。所謂、ダブルトップのネックラインを割り込んだところで、激しい売りに襲われた様子がわかります。

 今回はまだこのようなダブルトップは至現していません。

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