統合・イベント・社会現象ほか 21銘柄 Vol.3
アベノミクス相場が続くとすれば、今後もガンホーやジェイアイエヌのような株価100倍、200倍銘柄が続出するはず。金融ジャーナリスト・岡村さんが?わらしべ長者〞のためのお宝株予備軍を各方面で徹底調査!


「待機高齢者問題」が本格化!

42万人の「待機高齢者問題」が成長戦略に!

安倍政権が最初に打ち出した成長戦略は、全国に4万人にいる保育園の待機児童をゼロにする政策だった。しかし、少子高齢化が進む日本でより深刻なのは、特別養護老人ホームに入れない待機高齢者のほうだろう。

「その数は実に42万人。公表ベースでは待機児童の比ではありません。保育園では民間企業の参入を受け入れる対策が打ち出され、保育園事業を手がけるJPホールディングスなどの株が3〜4倍に急騰。もし「待機高齢者問題」が安倍政権の成長戦略のターゲットになれば、老人ホームや介護を手がける会社の株が爆騰してもおかしくない」

ニチイ学館、やまねメディカルなど、有望10万円株は豊富にある!

福祉ド真ン中10万円株5

ニチイ学館(東証1部・9792)
855円/100株 8万5500円
医療事務がもともとの本業だが、今では介護事業が主力で業界トップ。拠点増設を続けており、成長余地はまだまだ大きい。

やまねメディカル(ジャスダック・2144)
2万4200円/1株 2万4200円
通所介護に特化している。高齢者向け住宅に通所介護を併設し、施設取得コストを抑制。良心経営と利益率アップの両立は永遠の課題だ。

日本ケアサプライ(東証マザーズ・2393)
7万6100円/1株 7万6100円
三菱商事系のレンタル福祉機器の卸業者。在宅介護サービスの利用者拡大が予想され、レンタル需要も右肩上がりで増えていきそうだ。

ツクイ(東証1部・2398)
1062円/100株 10万6200円
神奈川県地盤の在宅介護業者で老人ホームも経営。おとなしい価格設定が好評。拠点増加を急ぐ。訪問介護は人材確保が課題に。

ロングライフホールディングス(ジャスダック・4355)
335円/100株 3万3500円
富裕増向けの介護付き老人ホームで成長。在宅介護は旧コムスンから継承し、軌道に乗せた。拠点増設でも増配の余地は大きい。

悪相場で鍛えられたFX会社が強く!

為替レート激変でさらなる収益増が確実

個人投資家によるFX取引の活発化を材料に年初から急騰が続いたFX株。その後、急落の憂き目に遭っているが、反転上昇は起こるのか?

「これまでFX会社はレバレッジ規制、バイナリー規制など、金融庁の行政指導に足を引っ張られる状況が続いてきました。規制前には600社あった会社数も現在は100社程度まで淘汰され、残存者利益を享受できる状況にあります」

FX会社にとって、取引活発化をもたらす為替レートのボラティリティー(価格変動率)こそが収益に直結する。

「昨年まで為替変動の低下に苦しんでいたFX会社は経営合理化を推進。1日1円未満の値動きでは赤字だったが、60銭、70銭動けば利益が十分得られるように体質強化を進めています。そんなFX会社にとって、今年に入ってからの急激な為替変動は天の恵み。今期業績の上方修正連発はほぼ確実で、株価の再反騰に期待が持てる」と岡村さんは予想する。

為替変動で恩恵の10万円株3

マネーパートナーズグループ(東証1部・8732)
2万9180円/1株 2万9180円
店頭FXの大手。会員数の増加が加速している。極端に投機性の高い商品を扱わないなど、独自の営業方針を貫いている。

FXプライム(ジャスダック・8711)
484円/100株 4万8400円
GMOクリックグループのFX大手。GMO傘下入りを機に本社移転などでコストを大幅削減。取引高が横ばいのときも利益維持できる体制に。

GMOインターネット(東証1部・9449)
1030円/100株 10万3000円
FXプライムとGMOクリック証券を傘下に抱える。ともに口座数を順調に伸ばしている。ネット選挙関連株の顔も持っている。

岡村友哉
金融ジャーナリスト

証券会社、金融情報会社のアナリストを経て、独立。日経CNBC経済解説部コメンテーターを務め、日々テレビ出演。日経225先物市場やヘッジファンドなど外国人投資家の動向に精通。市場を席巻するアルゴリズム取引の実情にも詳しい。



この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。