<meiji カップ 最終日◇11日◇札幌国際CC島松コース(6,498ヤード・パー72)>
 北海道にある札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に開催された国内女子ツアー「meiji カップ」の最終日。野村敏京と並び首位タイからスタートしたナ・ダエ(韓国)が6バーディ1ボギーの“67”をマーク。トータルスコアを12アンダーとして、初日から首位を守りきる完全優勝で日本ツアー初勝利を飾った。

 風のほとんどない好天に恵まれた最終日は予選ラウンド2日間の鬱憤を晴らすように各選手がバーディを量産。今大会のベストスコア“65”をマークした一ノ瀬優希をはじめ、6連続バーディをマークして一時単独トップに立ったイ・ボミ(韓国)など最終日は目まぐるしく順位が入れ替わるシーソーゲームが展開された。
 一方でダエは4番でボギーを先行させるなど7番ホールまでスコアを伸ばすことができない苦しいゴルフを展開していた。しかしダエは苦しい状況にも焦ることなく、8番9番の連続バーディを奪って再び首位に浮上すると、終盤さらに3つのバーディを奪取してスコアを12アンダーまで伸ばすことに成功する。
 そして迎えた最終パー5、冷静にパーオンに成功したダエはこれを2パットのパー。満面の笑みで両手をかかげ、日本ツアー初優勝を手中に収めた。
 今年で日本ツアー参戦5年目となるダエ。しかし日本で過ごしてきた5年間は決して平坦なものではなかった。ルーキーイヤーとなった2009年シーズンは賞金ランク66位でシード取りに失敗。さらにシーズン終盤に左手首を痛めて、翌2010年シーズンはツアーに参戦することも叶わず、さらにツアー復帰した2011年シーズンは賞金ランク137位と思うような結果を出せなかった。
 「シード権のかかる後半戦はゴルフを楽しめない自分がいました」左手首のケガも完治し、満を持して2012年シーズンに臨んだダエだが、ここでも賞金ランク52位とあと一歩でシード取りに失敗してしまう。シーズン後半、毎試合シード権を意識しながら戦う中で、ダエはゴルフを楽しむという感覚を失い、時には1人涙を流すこともあったという。
 しかし結果を残せる自信があったのも確かだ。2012年シーズンは体調を考えて欠場した試合もあり、休まずツアーに参戦さえすれば必ずシードは取れるはずという思いがあった。そんな中、今季は「できる限り休まずツアーに参戦すること」を方針にかかげ、さらに「できる限りゴルフを楽しむ」というスタイルを貫いて戦ってきた。
 「今はゴルフをしていて楽しい。練習していても楽しい」明らかなメンタル面の変化が現れたダエはここまで3度のベスト10フィニッシュなどで賞金ランクも42位、念願のシード獲得まであと一歩の迫る活躍を見せていた。そして今大会、シード権以上に切望していた優勝の二文字をつかみ、同時に来季のシード権を最高の形で確定させた。
 「不動さんのような永久シードが取りたいです」将来的にも日本ツアーで戦い続けることを希望するダエの最終目標はツアー30勝を達成した選手に送られる“永久シード”。まだ残り29勝という途方もなく長い道のりが待っているが、ダエは今日その第一歩を踏み出した。
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