湿気と熱さで汗が滴れ落ち、しっかりとホールドできないなかアグオンのシングルにドゥワンは延髄切りのような蹴りを見せ――た結果に下になってしまった。目まぐるしいスクランブル戦をアグオンが制した(C)MMAPLANET

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<バンタム級/5分3R>
カイル・アグオン(グアム/米国)
Def.2-1
ラッセル・ドゥワン(ハワイ/米国)

勝者が10月のPXC40=グアム大会で田中路教の持つPXCバンタム級王座に挑むことになると予想されるメインイベント。サウスポーのアグオンがジャブからワンツー、ドゥワンも右フック、インローとミドルを蹴る。アグオンのタックルを切って、がぶるドゥワン。バックに回り込もうとするが、アグオンはダブルレッグで組みつきケージまで押し込む。ドゥワンのフロントチョークを外すと、トップキープして右ヒジ。ブリッジを使って立とうとするドゥワンをしっかりと寝かせ、距離を取ってパンチを落とす。ドゥワンもそのタイミングに合わせて体を起こしてタックルに入り、テイクダウンを狙うがアグオンは倒れない。ドゥワンが右フック、アグオンのサイドキックにタックルを合わせたところでラウンド終了となった。

2R、ジャブを突いて前に出ていくドゥワン。アグオンも左ストレートを返し、右フックを合わせていく。前に出てくるドゥワンに対して、アグオンはシングルレッグに入り、ドゥワンがフロントチョークを狙う。1Rと同じような攻防になり、結果、アグオンがトップポジションを取る。立ち上がるアグオンに対して、ガードから蹴り上げを狙い、立ち上がるドゥワン。アグオンのタックルを切りながらヒジ打ちを落とし、トップポジションを取ると、アグオンのフックガードを超えながらダースチョークへ。アグオンも金網を蹴ってそれを外して立ち上がる。スタンドではドゥワンが右ストレートで前に出た。

3R、前手で距離を測る両者。先にシングルレッグに入ったアグオンだったが、ドゥワンがスイッチからバックを狙う。しかしアグオンもそれに反応してスクランブルの攻防へ。ドゥワンがジャンプしての蹴りを放つトリッキーな動きを見せるが、最終的にはドゥワンがトップポジションを取る。アグオンが体を起こしてタックルに入ると、ドゥワンは横三角絞めに捉え、アグオンはそのまま持ち上げる。アグオンの足を抱えてグラウンドに戻そうとするドゥワン。一瞬、アグオンがバックを取りかけるが、ここもドゥワンがトップポジションに収まる。

しかし、その刹那アグオンも三角絞め。完全にドゥワンを捕獲したかに見えたが、ドゥワンは必死に頭を抜いて脱出する。最後はアグオンが下からアームロックを狙った状態で試合終了となった。両者とも手を挙げて勝利をアピールしたが、判定はスプリットと割れたがアグオンに凱歌。接戦をものにしたアグオンが田中が持つタイトル挑戦に前進した。