9月末に開店1周年を迎えるレストラン 「eatrip(イートリップ)」。原宿の裏通りにひっそりと佇む同店のオーナーは、フードディレクターの野村友里さんです。ケータリングフードの演出や料理教室を軸に活躍している野村さんは、自らメディアに出演しては「食の大切さ」を精力的に伝えています。

 同店のコンセプトは、「食は万国共通。身体の中に入り体と心を作る。言葉が通じなくても、時にどんな言葉より説得力をもち、そして五感を刺激し人の生き方に、記憶に、たくさん影響する。食からつながり、伝わっていき、人生を文化を作る」。

 「『地元』のモノを使う」ことを心がけており、野菜は鎌倉・高知、魚は三重といった具合に各地から厳選した「地元」の食材が集結。「eatrip」のスタッフは、その日に入った食材の一番美味しい料理法を考えたうえで、提供しています。

 そんな「eatrip」を訪れたのは、写真家・映画監督の若木信吾さん。昨年、故郷の静岡県浜松市に書店「BOOKS AND PRINTS」の2店舗目をオープンしました。その様子が、若木さんのエッセイ&インタビュー集『希望をくれる人に僕は会いたい』に収録されています。

 若木さんに振舞われたのは、野村さんお手製によるボルシチ。そのボルシチの味に対し、若木さんは「衝撃的だった」と感想を残しています。

「ボルシチ特有のスープの素となるビーツの赤い色がとても妖艶で綺麗だと伝える友里さんは絵の先生ようだ」

「色は重要なパートなのだと知らされる。料理を作る人が、その食材の美しさを感じながら作れるように書かれているのが印象的だ」

 食事の際に、まずは「味」のことを考えるという若木さんは、食材の色の鮮やかさに驚きを隠せなかったそうです。

 『希望をくれる人に僕は会いたい』には、若木さんが松浦弥太郎さん、野村訓市さん、西川美和さんをはじめとする世界各国の30人にインタビューする模様が収録されています。本作のテーマは「希望」。文筆業を本業としていない若木さんならではの、気負わない素直な文章が魅力です。

 8月11日(日)には、下北沢の書店「B&B」で若木さんとブックコーディネーターの内沼晋太郎さんによる同書の発売記念イベントが開催されます。インタビュー時の映像を楽しみながら、仕事や書店で生まれる人と人の関わりについて語り合うトークイベント。イベント終了後には、若木さんによるサイン会も開催される予定です。お二人の話に関心のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
若木信吾×内沼晋太郎  ひとと出会うこと、本屋をすること。
http://bookandbeer.com/blog/event/20130811_bookandprints/



『希望をくれる人に僕は会いたい』
 著者:若木 信吾
 出版社:日本経済新聞出版社
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