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財務省は8日、2013年上半期(1〜6月)の国際収支(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は3兆2,114億円の黒字となり、黒字幅は前年同期と比べて193億円(0.6%)拡大した。

黒字幅の拡大は5期ぶり。貿易・サービス収支の赤字幅が過去最大となったものの、所得収支の黒字幅が増加し、貿易・サービス収支の赤字を補う形となった。

貿易・サービス収支は4兆9,589億円の赤字。赤字幅は前年同期比1兆5,611億円拡大し、統計として連続性のある1980年上半期以降、最大の赤字額となった。サービス収支は赤字幅を縮小したものの、貿易収支の赤字幅が増加したことから、赤字幅が拡大した。

貿易収支は4兆2,382億円の赤字。赤字は5期連続で、赤字幅は前年同期比1兆8,129億円拡大し、1980年上半期以降、最大の赤字額を記録した。有機化合物や鉱物性燃料を中心に輸出が増えた一方、液化天然ガスや原粗油を中心とした輸入の増加が上回ったためと見られる。

輸出額は前年同期比1兆1,104億円(3.5%)増の32兆6,759億円、輸入額は同2兆9,232億円(8.6%)増の36兆9,141億円。輸出額は2期ぶりの増加、輸入額は7期連続の増加となった。

サービス収支は7,207億円の赤字。赤字幅は前年同期比2,517億円減となり、4期ぶりに縮小した。これは、輸送収支および旅行収支がともに赤字幅を縮小したほか、その他サービス収支の黒字幅が拡大したため。

所得収支は8兆6,783億円の黒字。黒字幅は前年同期比1兆4,021億円(19.3%)増と6期連続で拡大し、1980年以降、最大の黒字額となった。

資本収支は2兆2,009億円の流入超(前期2兆739億円の流出超)となった。

同省は併せて2013年6月の国際収支(速報)を発表。 それによると、6月の経常収支は3,363億円の黒字となったものの、黒字幅は前年同月と比べて859億円(20.3%)縮小した。

貿易・サービス収支は2,696億円の赤字。赤字は28カ月連続で、赤字幅は前年同月比1,736億円拡大した。

貿易収支は1,392億円の赤字。前年同月比で2,514億円マイナスとなり、赤字に転化した。自動車や有機化合物を中心に輸出が増加した一方、液化天然ガスや半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回ったため、赤字に転化した。

輸出額は前年同月比3,636億円(6.7%)増の5兆7,894億円、輸入額は同6,150億円(11.6%)増の5兆9,286億円。輸出額は4カ月連続、輸入額は8カ月連続の増加となった。

サービス収支は1,305億円の赤字で、赤字幅は前年同月比778億円縮小。所得収支は6,720億円の黒字で、黒字幅は同876億円(15.0%)拡大した。 資本収支は1兆5,024億円の流入超(前月6,390億円の流入超)となった。

(御木本千春)