日経平均とTOPIXが合体!国策新株指数ほか3テーマ12銘柄 Vol.1
「株価は5月の?はしゃぎすぎ暴落〞の後、少し休憩していましたが、参議院選挙後は何事もなかったかのようにまた上がり始める」と予想するSBI証券の藤本さん。ITストラテジストの資格を保有する?理工系〞の切り口で、アベノミクス相場第2ステージの有望株を大胆予想!


年金や日銀も買う、新指数組み入れ銘柄の爆騰は必至!

「9〜10月に日経平均は1万7000円を目指す」と超強気な見通しを語るのはSBI証券の藤本誠之さん。「10月の消費税増税決定までは、政府としても景気を持たせる必要があります。黒田日銀による追加金融緩和も予想され、9月7日に東京オリンピック開催が決まれば、ご祝儀相場で沸き返るでしょう」

そんな藤本さんが注目するのは、年内に公表・算出開始予定の、日本取引所グループと日本経済新聞社による新株価指数の誕生だ。「日本を代表する株価指数といえば言うまでもなく日経平均ですが、同指数はファーストリテイリングやファナックといった値ガサ株の影響が強すぎる、いびつな指数になっています。一方、東証1部全銘柄を指数化したTOPIX(東証株価指数)は、経営に不安のある株も入っている。?日本のブランド企業〞だけを厳選した、ゆがみのないプレミアム指数の誕生に市場の期待が集まりそうです」

折しも、政府は世界最大の年金ファンドGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による株式運用比率の上限引き上げを決めたばかり。「GPIFによる株式運用拡大や日銀によるETF(上場投信)の購入の受け皿という意味でも、高パフォーマンスが期待できる株価指数は欠かせません。市場の枠を超えたよりすぐりのブランド企業による新指数は、ある意味、国策」と藤本さん。

そんな?国策指数〞の誕生で爆騰するのは、これまで日経平均やTOPIXに組み入れられてこなかった旧大証や新興市場の銘柄で決まり!「新指数は、時価総額1000億円以上程度の300〜500銘柄で構成される予定です。そう考えると、ジャスダックなら日本マクドナルドホールディングスや楽天、旧・大証ではシマノやロート製薬などが狙い目。名証の10万円株では富士機械製造が有望ですね」

新指数に採用されそうな意外な10万円株3

スターバックスコーヒー ジャパン(ジャスダック・2712)
8万7200円/1株 8万7200円
フランチャイズ制をとらず、コーヒー店を直営展開。円安による原料高を強力な集客力でカバー。郊外に大型店を拡大中。

アプラスフィナンシャル(大証1部・8589)
189円/100株 1万8900円
新生銀行グループの優良カード会社。浮動株が1%に満たず、市場に流通する株数も極端に少ないため、思わぬ大幅高も。

富士機械製造(名証1部・6134)
880円/100株 8万8800円
電子部品の組み立て機器を製造し、生産ラインの自動化を支えている。海外売上高比率が80%を超え、利益率は大幅に向上中。

※アプラスフィナンシャルは2013年7月16日から、東証・大証の統合に伴い大証から東証へ市場変更。

10万円以上で新指数に採用されそうな大証単独上場(だった)株はコレ!

シマノ(大1・7309)
8670円/100株 86万7000円

ロート製薬(大1・4527)
1384円/1000株 138万4000円

日本電産(大1・6594)
6950円/100株 69万5000円

ローム(大1・6963)
4105円/100株 41万500円

※上記の5銘柄は、重複上場で優先市場は大証だったが2013年7月16日から、東証・大証の統合に伴い東証のみとなった。

藤本誠之
SBI証券 投資調査部 シ二アマーケットアナリスト

関西大学工学部出身。ITストラテジストの資格を保有。大手ネット証券、FX会社などを経て現職。「ヤフーファイナンス」の株価予想では39連勝を記録するなど、「相場の福の神」として有名。



この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。