4試合で勝ち点2、リーグでの順位は13位、前節もホームでロストフに0−1と黒星。アンジ・マハチカラのオーナー、スレイマン・ケリモフ氏にとっては受け入れがたいだろう。そこで、アンジはドラスティックな改革に踏み切ることにしたようだ。

2011年1月から今日まで、アンジはFWサミュエル・エトーなど、約2億ドル(約194億円)を投じて補強してきた。年俸2050万ユーロ(約26億5000万円)のエトーは、史上最高年俸を手にする選手だ。だが、クラブは新たな1ページをめくることにしたようだ。

正式発表ではなく、幹部のコンスタンティン・レムチュコフ氏のツイッターで明かされたのは、ケリモフ氏がクラブへの投資にうんざりしており、予算削減を発表するという。もの。そこで、MFウィリアンらビッグネームを売りに出すというのだ。

そこには、イゴール・デニソフとアレクサンドル・ココリン、ユーリ・ジルコフという3人のロシア人選手たちも含まれる。これらの選手たちは6日、チームに外国人選手が多いことで、共存が難しいと公に明かしていた。

ケリモフ氏の決断には、健康問題も影響していると言われる。同氏はクラブを売ることはせずとも、再構築する考えのようだ。その筆頭が指揮官である。アンジは最近、フース・ヒディンク監督やレネ・メウレンステーン元マンチェスター・ユナイテッド・コーチに代えて、ガジ・ガジエフ監督を招へいした。かつてクラブに何度か歴史的成功をもたらした人物で、アンジを率いるのは4度目だ。