「賃貸住宅」への引っ越しにつきものの、敷金・礼金。これらは入居時に支払うお金ですが、原則、敷金は退去時に一部返還される金銭です。しかし、敷金について詳しく知らなかったために、損をしたり、トラブルになったり……というケースもあるようです。そこで今回、『マイナビ賃貸』では賃貸住宅で引っ越し経験のある人を対象に、前回の引っ越しでの「敷金の返還」について調査を実施しました。

■約6割の人は、「敷金の返還」に満足

Q.前回引っ越したとき、お部屋の貸主側からの「敷金の返還」に満足しましたか?

満足した …… 62.1%

満足しなかった …… 37.9%

※引っ越し経験がある、と答えた人が対象。

アンケートを実施したところ、敷金の返還に「満足した」という人は、約6割との結果でした。一方で、「満足しなかった」という人は4割程度。中には、トラブルに発展してしまった例もあるようです。

■1割程度は、トラブルを経験。意識の食い違いが原因も。

合わせて「敷金の返還」に関するトラブルを経験したことがあるかどうか調査したところ、1割強の方が経験をしたよう。具体的な内容も質問したところ、「畳や壁の劣化について回復費用を請求された」(47歳/男性/ソフトウェア)や「退去時の立会の時に前の住人がつけたと思われるシミに付箋をたくさんつけられ、理由を聞かれた。入居時に写真を撮っておけばよかったと後悔した」(31歳/女性/マスコミ・広告)といった、意見が寄せられました。

貸主と借主の主張の食い違いからトラブルに及んでしまうこともあるようです。借主が故意に行ったものであれば話は別ですが、壁紙や畳など自然劣化の場合は、原則、貸主側が原状回復義務を持つことが多いようです。但し、契約内容による場合もありますので、入居前にどのような契約を交わすのか、きちんと確認することが重要と言えるでしょう。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」や東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」などにも、具体例が挙げてありますので目を通しておくと役に立つでしょう。また、あらぬ疑いをかけられないためにも、自分が入居する際に部屋の写真(特にキズ・汚れ・破損のある箇所など)を、日付が入るカメラ等で撮影しておくことをオススメします。

今回の調査では、「敷金の返還」によるトラブルとその対処法について紹介しました。何かとパワーのかかる引っ越し。余計な心労を抱えることなく、円満退去で新しいお部屋に引っ越したいものです。そのためにも、お部屋を借りる際、契約内容をよく確認しておくことが大切です。また、契約前に、お部屋の気になる部分を写真に撮っておくことも敷金の返還トラブルを回避するコツです。すでに賃貸住宅にお住まいの方はもちろん、これからお部屋を探すという方も、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

【アンケート対象】

調査時期:2013年6月27日〜29日

調査対象:マイナビニュース会員

調査対象数:500人

調査方法: 回答者限定ログイン式アンケート