6日に行われた「ギネス国際チャンピオンズカップ」、ユヴェントス対インテルの7位決定戦は、1−1のドローに終わり、PK戦の末にインテルが勝利した。

インテルは39分、MFフレディ・グアリンのシュートのこぼれ球をMFリカルド・アルバレスが押し込んで先制。だが、前半終了間際、DFフアンがFWミルコ・ヴチニッチにファウルしたとして、微妙な判定だったがPKを献上すると、これをMFアルトゥーロ・ビダルに決められて追い付かれた。

試合は1−1のまま終了し、PK戦に突入。ユーヴェがFWセバスティアン・ジョヴィンコ、インテルがグアリンと、それぞれ相手守護神のセーブに遭うと、PK戦は10人目まで続き、最後は MFマウリシオ・イスラのPKを止めたGKフアン・パブロ・カリソが自ら決めて勝負を決した。

インテルは敗戦を避けただけでなく、パフォーマンスに関しても進歩が見られた。おそらくそれは、予想外でもあっただろう。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、次のように話している。

「大きな前進だ。おかしなことだが、バレンシア戦での大敗が役立った。ただ、あの敗戦も、私はそれほど気にしていなかったがね。チームは何をミスしたのかを見て、そこから改善しなければいけなかったんだ」

「ユヴェントス戦では私が見たいチームを見始めることができた。時間の問題だったんだ。選手たちがかなりのトレーニングをしてきたことは分かっていた。この段階で納得のパフォーマンスをする必要があったがね」
「ユーヴェ戦はすべてが気に入ったよ。守備も、ポゼッションも、カウンターもね。チームは私の組織プレーを身に着け始めた。おそらく、予想していたよりも早くだ。選手たちはすでに私が望むことを理解した」

また、マッシモ・モラッティ会長とエリック・トヒル氏の交渉ついて、マッツァーリ監督は「精神的な影響はない。会長が何かを言うまで、私はそのことを考えないよ。我々は仕事のことだけを考えている」とコメントしている。