新宿駅の「歩きスマホ」注意喚起広告

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「危険です、歩きスマホ。(本人は、この広告見ないだろうけど)」――東京・新宿駅の改札外にある階段にこんなメッセージが書かれたマナー広告が登場した。階段が全面的に黄色で塗られ、文字は黒という「警告色」の組み合わせが人目を引く。

スマートフォンでネットやメールなどをしながら歩く「歩きスマホ」の危険性が指摘されており、注意喚起を目的にNTTドコモが2013年8月5日から始めた。期間は8月18日まで。

駅のホームに転落する危険性も

「歩きスマホ」は、画面に集中するあまり足元への注意がおろそかになり、他の歩行者と衝突したり、つまづいたりする場合がある。特に危険なのは駅のホームでの使用だ。国土交通省によると、携帯機器の操作中にホームから転落した事故は、把握している分だけで2010年度に11件、11年度は18件あった。

2013年5月にはJR四ッ谷駅で、携帯電話を見ながら歩いていた小学5年生の男子児童が、ホームから転落する事故が発生。ホームと線路の間にいたため電車との接触はなかったが、鼻と口に軽い傷を負った。

ツイッターでも、スマホでメールをしながら歩いていた人による「駅の階段を見事にふみはずしました…。お医者さんにみていただいたところ、ねんざと通称くるみ割り骨折という骨折だそう」という怪我の報告や、「ギブスをして、ヨタヨタと階段を降りていたところ、歩きスマホをしている人に、後ろから突き飛ばされた」という被害の声が並んでいる。結構、身近な問題であることが伺える。

ドコモは、「歩きスマホ」の危険性を訴える啓発広告を2012年2月から、新聞やラジオで展開してきた。また、全国の学校に講師を派遣して携帯電話の安全な使い方を子どもたちに指導する「ケータイ安全教室」を2004年から継続して行っている。