信楽タヌキ160体がお出迎え「第2回信楽まちなか芸術祭」10月1日より開催

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信楽焼で知られる滋賀県甲賀市信楽町で、10月1日〜20日の期間、「第2回信楽まちなか芸術祭」開催される。日本六古窯の1つに数えられる“やきもののまち” 信楽を全国にアピールし、信楽焼のより一層の普及、信楽観光の発展促進を目的に、地域、街ぐるみで一丸となって取り組む。

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芸術祭の呼び物の1つが、「THE TANUKI‐たぬき・狸・タヌキ-」。信楽焼の代名詞ともいえる「タヌキの置物」を新たにオリジナル創作、信楽の街の中心を走る幹線道路沿いに展示しする。信楽の窯元、陶芸作家、陶芸作家、高校など、オール信楽で制作に参加、160体を展示、街全体を美術館にしようという、初めての試みとなる。

ひょうきんな顔立ちと縁起の良さで人気のタヌキの置物は、信楽焼の象徴的な存在。編み笠を被り少し首をかしげながら右手に徳利を持った「酒買い小僧」型のほか、バリエーションも多い。今回、「信楽まちなか」に登場するタヌキの置物は、こうした従来のデザインにこだわらず、それぞれが自由な発想で創作した“新種”のタヌキになる。

陶芸作家の谷野明夫さん(甲賀市指定信楽焼無形文化財技術保持者)は、原型のタヌキに高度、精巧な象嵌を施した芸術性あふれる作品を出品。「片目はつぶった状態ですが、タヌキが向こう側から人間社会を覗いている姿を表現しました」と語る。

初めての作品づくりに挑んだ一般の臼井照子さんは、習っているフラメンコがテーマ。一体目はいつの間にかフラメンコが相撲力士になったが、2体目は最初の思いのフラメンコの狸を作ることができたという。

5月より順次、制作を開始。乾燥、素焼き、釉薬で彩色した上で焼成、9月中旬には全作品が完成する。