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「天国に一番近い島」として日本人に有名な南太平洋の島国・ニューカレドニアには、世界でも3本の指に入る広大なサンゴ礁があり、多様な生態系と景観美の価値を持って世界遺産に登録されている。サンゴ礁は長さ1,500km、面積は2万4,000kmに及び、一帯の海域はジュゴンの生息数世界第3位、ウミガメにとっては重要な営巣地となっている。

○ウミガメ漁など自然と共生した暮らし

一方、この絶海の孤島では、ウミガメは大切なタンパク源でもある。先住民であるカナックの人々は、まさに「あなたの命をいただいて、私は生きていきます=いただきます」の気持ちで、ウミガメ漁を行ってきた。今でも年に1回、島の祭事の時だけ3匹のウミガメを捕ることが許されている。自然と共生した暮らしの伝統が、今もこうして守られているのだ。

この貴重な海と暮らしが今、危機に直面している。ニッケル採掘の廃液による海域汚染が原因だ。ニッケル採掘はニューカレドニアの重要な産業だが、この先開発が進めば、海域・環境汚染が広範囲に及んでしまう。近々、ニューカレドニアの独立を問う国民投票が実施される予定となっている。カナックの人々の多くは独立を望んでいるが、独立後の産業として、ニッケル鉱床をどのように取り扱うのかも大きな問題と言える。

○次回「世界遺産検定」は……

2013年秋の特別開催

実施日: 2013年9月22日(日)

申し込み締め切り: web8月26日(月)18時

実施級: 2級・3級

開催都市: 東京・川崎・名古屋・大阪

申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて