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日本生産性本部はこのほど、「レジャー白書2013〜やめる理由 はじめる理由―余暇活性化への道筋〜」を発表した。それによると、2012年の余暇市場は前年比0.3%減の64兆7,272億円となり、10年連続で縮小したことがわかった。

部門別に見ると、趣味・創作部門が前年比10.2%減と大きく減少。家電エコポイント制度の終了と地上デジタル放送への完全移行という2大特需の反動により、テレビとビデオが激減したことが影響した。

スポーツ部門は前年比0.6%増と5年ぶりに拡大。スポーツ用品ではランニング用品や登山・キャンプ用品が引き続き順調だったほか、スポーツサプリメント市場も拡大した。

娯楽部門は前年比0.7%増。パチンコ・パチスロ、公営競技は増加したものの、一昨年より減少した。他方、カラオケや外食は若干増加した。

観光・行楽部門は前年比4.5%増と1991年以来、21年ぶりに4%台の伸びに。遊園地・テーマパークの売上が過去最高水準となったほか、円高が追い風となり海外旅行の出国者数が史上最高を更新した。

余暇の過ごし方のうち、最も人気が高かったのは「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」の5,670万人(前年5,580万人)で、2年連続の首位を獲得。2012年5月に開業した東京スカイツリーが人気を集めたほか、LCC就航などが需要を後押ししたと見られる。以下、2位「ドライブ」の5,200万人(同5,360万人)、3位「外食(日常的なものは除く)」の5,170万人(同5,370万人)と続いた。

1人当たり余暇活動参加種目数の推移を調査したところ、過去10年間で参加種目数が減少し、余暇活動の主役となる年代層が10代から60代以上に変化していることが判明。男性の場合、2002年時点で最も参加種目数が多いのは10代の15.7種目、反対に最も少ないのは60代以上の10.2種目と、年齢が上がるにつれて種目数が減少する右肩下がりのグラフとなっていた。しかし、2009年には傾きがなくなり、2012年になると60代以上が最も多い右肩上がりのグラフに変化していた。

一方、女性の場合は、2002年の右肩下がりのグラフから、2012年は10代が最多、40代で底を打つU字型のグラフとなっていた。

また、余暇活動をやめた人に理由を尋ねところ、「年齢や健康、体力にあわない」「費用が負担できない」などの回答が多数を占めた。余暇活動を開始・再開した理由については、若年層では周囲の影響、高年齢層では個人の都合を挙げる人が多かった。

同白書は、余暇活動調査等を基に、余暇の実態を需給双方の視点から総合的・時系列的にとりまとめたもの。余暇活動調査の実施時期は2013年1月、調査方法はインターネット、有効回答数は全国15歳〜79歳の男女3,334人。

(御木本千春)