偉い男ほどスケベ?社会的地位高い男がセクハラしてしまうワケ

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みなさんは、仕事の接待などで他社のお偉いさんに会ったとき、セクハラをされたことがありませんか?

たとえ相手がサプライヤーだろうと、セクハラをする権限なんて誰にもないはずです。

そもそも、それなりに社会的地位のあるひとが、いったいなぜそんな愚行を犯すのか、不思議でしょうがありませんよね。

しかし実は、強い権限を持った人間ほどセクハラを犯しやすくなるという実験結果があるのです。

権限とセクハラの関係性を、心理学の観点からご説明します。

面接官への実験で判明した、セクハラ発生のメカニズム

アメリカでは、「架空の面接場面」を設け、面接官と受験者がどのような会話をするのかを観察する研究が盛んです。

この研究でよく注目されるのが、「面接官にどの程度の権限が与えられているのか」という点。

なんと、面接官にどの程度の採用決定件を与えるかによって、セクハラ的な質問の頻度が変わってくるというのです。

面接官の男性陣のうち、1/3のひとたちには「あなたの評価が、彼女の採否に決定的に関わります」と伝え、1/3のひとたちには「あなたの評価は、彼女の採否には直接は関わりませんが、一応参考にはします」と伝えます。

そして、1/3の男性には、決定権についてはなにも触れませんが、「広告視聴のモニターのためです」と偽り、面接前にアダルトビデオを鑑賞させるのです。

すると驚くべきことに、採否の権限を与えたグループと、面接前にアダルトビデオを観たグループは、同程度にセクハラ率がアップしたというのです。

つまり、人間は性的な刺激がなくとも、権限を与えられると相手に対して好き勝手なコミュニケーションをする傾向が高まるということです。

職場でのセクハラを回避するためには

一般的に人間は、権限を強く与えられると、自分の持つ信念や意見を過信するようになります。確証バイアス(自分の正しさを確かめるような情報ばかりを集めてしまう誤り)が起こり、自分のすることはどんなことでも正しいと思い込んでしまうのです。

お偉いさんがセクハラのような愚かな過ちを犯してしまうのは、周りのヨイショ攻撃で確証バイアスが働き、自分の性欲をストレートに出すことに対して、罪悪感さえ覚えなくなってしまうからでしょう。

では、お偉いさんのセクハラ攻撃はどのように回避するのが良いのでしょうか?

●その1:あくまでも事務的、機械的に振る舞う

ひとは自分が絶対に関わりを持てないであろう相手に対して、アプローチし続けることはできません。

笑顔のコミュニケーションをするなとは言いませんが、プライベートな関わりを持ちたくない相手に対しては、毅然とした態度を保ち続けましょう。

●その2:権限のすべてが相手にあるわけではないことを知る

ひとは権限の70%くらいが自分にあると思っている状態の時、もっとも正しい判断ができるとされています。

また、たとえクライアントとサプライヤーの関係でも、相手に100%の権限がある状態というのは、仕事としても成立していません。

普段の仕事の時から、どんなに目上のひとにも絶対的な権限はないということを、常日頃から意識して仕事をしましょう。

交渉力を身に付けるのは、どんな仕事でも重要です。

●その3:扇情的なファッションは避ける

ビジネス・マナーとしても大切なことですが、職場ではセクシーすぎる格好は避けましょう。

特にお偉いさんの前でそういった隙を見せるのは、賢い選択とは言い難いです。とびきりセクシーなファッションは、大切な彼にとっておいてあげて下さい。

セクハラをかわす知恵を身に付けて!

女性の社会進出が重要視される昨今、職場の中で男女がともに心地よく、長期的に働けるように努めるのは、どんな立場のひとにとっても大切なことです。

しかし、男性中心の会社で長らく勤めてきたひとには、そういった意識が浸透していない場合もあります。

セクハラはするほうが断然悪いですが、社会に出て働く以上、嫌なことだって起こりうるもの。

どうかセクハラをかわす知恵を身に付けて、無駄に心を傷つけてしまわないように気をつけて下さいね。

Written by マツタヒロノリ