今回の大幅調整の大底は、6月13日の安値1万2415円になりそう。乱調ムードは続きそうだけど、“アベクロ相場”は上昇が急スピードだった分、買いそびれた投資家も多かった。上がった銘柄はわかっている。この押し目はリベンジ買いの好機だ!


大研医器は、真空吸引機など手術室にある医療機器を製造する専門メーカーとして知られる。今年3月に上場5年目を迎え、連続増配中の優良企業だ。

医療機器業界全体では欧米メーカーが強く、国内メーカーが優位を保てる分野は決して多くはない。ただ、医療現場のニーズは国産製品にある。国産品のほうが医師からの改善要望が圧倒的に早く反映されるので、価格と性能が同じならば国産機器を使いたいというのが医師の共通した意見だろう。

大研医器の製品ブランド名は「クーデック」。?独創的なテクノロジーで医療革命というクーデターを起こす〞という意気込みを示す造語だ。手術中に切開部位から出る血液を吸い取る真空吸引機では国内シェアの7割を獲得。手術後の麻酔剤の追加投与などに使う医薬品注入器では、米国バクスターを抜いて首位になった。また、手術室の手洗い設備でも定評がある。

今期も、過去最高益と増配が見込まれている。売上高は会社計画で75億円と、東証1部企業では小さいほうだが、遠からず100億円の大台に乗る勢いだ。タイでの生産比率を拡大し、コスト削減に成功しているが、販売面では今のところ国内に特化。販路が海外にも広がれば、規模拡大が加速しそうだ。






この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。