三越伊勢丹ホールディングスの4〜6月連結決算が発表され、営業利益は53.2%増の105億7,700万円と統合後の第1四半期では過去最高となった。個人消費が回復基調にあり、中核の百貨店業の業績が前年を上回るペースで推移していることなどから通期の業績予想を上方修正。百貨店業は、今年3月にリモデルオープンした伊勢丹新宿本店に加え、三越日本橋本店と三越銀座店では高額品を中心に堅調に推移している。

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 三越伊勢丹ホールディングスの2014年3月期第1四半期の連結決算は、売上高が前年同期比4.4%増の3,031億9,000万円、経常利益が同7.9%増の115億2,100万円、当期利益は同11.4%増の67億6,000万円。百貨店業全体では三越千葉店などの地方に前年割れの店舗があるが、前年実績を上回っている三越伊勢丹の基幹3店舗が牽引し、売上高は同4.6%増、営業利益は同47.8%増と好調に推移した。これを受けて通期の連結業績予想は、2013年3月期の決算発表時と比較して、売上高が100億円増の1兆2,900億円、営業利益は25億円増の325億円、経常利益は25億円増の355億円、最終利益は15億円増の235億円を見込む。

 大手百貨店の売上高は、昨年相次いだ大型改装や株高に伴う高額商材の売れ行き好調などから都市部を中心に上向いており、J.フロント リテイリングの百貨店業は2〜5月の第1四半期で前年実績を5.1%上回った。セブン&アイ・ホールディングスのそごう・西武は既存店の売上が前年同期より1.0%伸びている。
 
 なお三越伊勢丹ホールディングスは今秋、伊勢丹松戸店のリモデルオープンのほか、新規顧客の獲得を目指して三越伊勢丹通信販売から新カタログ「I'm(アイム)」の創刊を予定。準備号として5月28日から発行しており、ニューシニア層をターゲットにシーン別のコーディネート術を盛り込んだ婦人向けの衣料品や雑貨類を展開している。創刊時期は10月下旬を予定。