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『笑っていいとも!』をはじめとするバラエティ番組などですっかり人気者になった、オスマン・サンコン氏。「前編」では、ギニアと日本のために尽くしてきたサンコン氏の活動や、『笑っていいとも!』への出演経緯、ギニアに住む家族への思いなどについてお伝えした。今回は、深まるアフリカと日本の関係や、そこでセブン銀行の海外送金サービスが大いに役立っていることなどをお話しいただいた。

○深まるアフリカと日本との関係

――サンコンさんは、アフリカと日本の両方に貢献されていると思うのですが、今アフリカと日本の関係はどんな感じですか。

先日、横浜でアフリカ開発会議(TICAD)がありましたが、アフリカ開発会議は細川総理大臣の時に始まったんです。アフリカも援助してもらうだけじゃなく、アフリカ人が自分たちの手で国をつくるために、日本を一つのモデルにしようというのがきっかけでした。

――サンコンさんも参加されているのですか。

僕も毎回参加しています。ちょうど20年になります。NHKインターナショナルのコメンテーターとして、アフリカのいろいろな大統領にインタビューしました。今年の会議は、お互いの将来、お互いの未来を協力して作っていきましょうということで合意しました。

アフリカと日本の間でも、大切なのはパートナーシップです。日本はアフリカを必要としている、アフリカも日本を必要としている。その一例がセブン銀行です。日本で働いて日本に尽くしたアフリカ人が、セブン銀行の海外送金サービスのおかげでものすごく助かっています。

――助かっているということは送りやすいということですか?

日本で働いている外国人は、時間がないんです。働いて稼いだお金を送ろうと思ったら、これまでは銀行に行くために一日休まなければいけなかった。アフリカの人は学校に行ったことのない人も多いので、そういう人は字が書けないんです。

その点、セブン銀行の送金サービスは字を書く必要もない。夜中の1時、2時、3時に仕事が終わる人もいます。そうした時、家に帰る途中でセブン-イレブンがあると、みんなほっとします。家に着くまでにATMで送金手続きをして、テレフォンカードを買って親に電話すると、数分以内にお金が届く。嘘みたいですよ(笑)。ほっとして寝られます。

――便利になりましたよね。

コンビニにあるというのが大きいです。送る場所だけでなく、受け取り場所となるウエスタンユニオンも、アフリカにかなりあるんですよ。僕は日本に来て40年ちょっとになりますが、こんな便利なことを初めて経験しているんです。正直言って、今まで日本は外国人にとって、世界で一番祖国にお金を送りにくい国でした。

僕は、日本で成功できたから、仕送りしなければいけないんですよ。僕は兄弟が22人、甥っ子、姪っ子だけで79人います。

――すごいですね。

日本に来ている甥っ子5人は、飛行機のチケットを送って日本に呼び、学費を払って、会社まで探してあげました。今では、IT技術者などそれぞれがちゃんと仕事についていますよ。22人の弟のうちの1人もいます。

○「セブン銀行には"ヒューマニズム"を感じる」

――話は元に戻りますが、サンコンさんがセブン銀行の海外送金サービスを知ったのはいつですか。

2〜3年前のアフリカフェスティバルのときに、セブン銀行のブースを見て偶然知りました。

――それまではどこから送金していましたか?

ある外資系の銀行です。そこに行くたびに、イライラしてお腹が痛くなっていました。講演会などで地方に行くときは、新幹線の時間とか飛行機の時間とかあるでしょう。でも、銀行の手続きで時間がかかるから、よく乗り遅れてしまうんです。

――セブン銀行のサービスをすぐ申し込まれたのですか?

ブースで見て、「これはいい!」と思ってすぐに申し込みました。手元にカードが届いてから送金手続きをしてギニアに電話をすると、その後にすぐ向こうから電話が来て、確かに受け取ったと。うれしかったですね。

――初めて送ったときですね。どなたにお送りしたんですか。

学校の先生をやっている妹でした。こちらからの送金がものすごく楽であるうえ、妹も受け取りが簡単と言っていました。現地の通貨であるギニアフランで受け取れたんです。

――現地の通貨で受け取れるのは、すごく便利ですね。

セブン銀行のアイデアは素晴らしいアイデアだと思います。コンビニのATMで海外に送金できるなんて、夢みたいですね。いろんな銀行があるのに、なぜ、いままでそういうことをやらなかったのかとさえ思います。

親孝行させてもらえるし、大げさかもしれませんが、"ヒューマ二ズム"をセブン銀行から感じます。日本人はPRが下手ですが、セブン銀行ももっとこのすばらしいサービスをPRしたらいいと思います。僕は、セブン銀行の海外送金サービスのパンフレットを鞄の中に持っていて、毎日10〜20部配っていますよ。

――セブン銀行にとっては、ありがたいですね(笑)。

ギニア大使館にも置いています。どこの外国人に会ってもこの話をするんです。一対一から相手が大勢の時まで、誰にも言われなくてもやってます(笑)。地方を回っている時は、外国の人に会ったら必ず「このサービス、知ってる?」と聞くんです。

また、講演会でも話すんです。日本の通貨とギニアの通貨を比べると、今1円が80ギニアフラン、1万円送ったら、80万ギニアフランになります。ギニアの大臣の給料ですよ。たくさんの人がご飯を食べることができるし、病気を治すことができる。ギニアは今雨季ですが、向こうの雨季は長いんです。6月〜10月は、6,000ミリ降る。日本から送ったお金で、そうした雨に対する屋根も作れます。海外送金でいろいろなことができるんです。

○多くの日本人がギニアに、さまざまな形で交流が深まる

――最後に、今の日本とギニアの関係はサンコンさんが初めていらっしゃったときに比べてどんな感じになっているかお話いただいてもよろしいでしょうか?

初めて日本に来てから、40年になるけど、最近はますます日本人がギニアに興味を持つようになってきています。ジャンベイという太鼓もその一つです。日本から今100名くらいの人がジャンベイを習いに行っています。アフリカ開発会議(TICAD)の際も、ギニアの大使館にたくさんの日本人が来ていました。

ギニアに移住して氷を作るビジネスを始めた日本人もいます。ギニアは電気がないから魚が腐らないように氷を作っているんです。藤原さんという人ですが、頑張っていますよ。

――素晴らしいですね。今後も一層のご活躍を期待しております。本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

(石田哲也)