台湾・台北市と浜松市、「観光交流都市協定」を締結

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(台北 1日 中央社)台北市と静岡県浜松市は7月31日、観光を柱とする交流の緊密化に向け、「観光交流都市協定」を結んだ。

台北市の市政府ビルで行われた調印式には、協定に署名したカク龍斌台北市長と鈴木康友浜松市長のほか、太田康隆・浜松市議会議長や呉碧珠・台北市議会議長、趙心屏・台北市観光伝播局長らも出席した。(カク=赤におおざと)

浜松市との交流について、カク市長はそのよい例として2010年の台北花博を取り上げ、2004年に浜松市で開催された国際園芸博覧会の経験を参考に、台北花博では900万人もの入場者数を記録するなど成功裏に閉幕することができたと紹介した。

浜松市ではこの10月、台北温泉フェスティバルへの参加を予定しており、また、来年8月浜松市で行われる青少年を対象とした国際音楽祭では、台北市から中学生らが訪れパフォーマンスが披露されることになっていると述べ、今回の協定締結をきっかけに両市の交流が一層深まることに期待を示した。

交通部観光局の統計によると、台湾への日本人旅行者は昨年は約143万人と過去最多を更新、うち98%が台北を訪れている。さらに、昨年3月に台北(桃園)−静岡を結ぶ直行便が就航したこともあり、相互の訪問者数のさらなる増加が見込まれている。

【 写真 】 31日の調印式で笑顔を見せるカク龍斌台北市長(右)と鈴木康友浜松市長=台北市政府提供

(黄麗芸/編集:羅友辰)