米コーチ・インク(以下、コーチ)が、新たな組織体制構築に向けて戦略を強化する。既に公表されているCEOやエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターの交代人事のほかに、プレジデント兼最高業務執行責任者ジェリー・ストライツキの退任や北米担当リテール部門プレジデント等の新ポストを発表。また、アメリカ国内を中心に展開している「REED KRAKOFF(リード・クラッコフ)」について、2014年度第1四半期を目処に売却することを明らかにした。

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 コーチは今年2月、社長兼チーフ・コマーシャル・オフィサーにビクター・ルイスを任命(2014年1月にCEOに就任予定)し、会長兼最高経営責任者のルー・フランクフォートは会長職のみ続投することを発表。今回新たに、北米担当リーテイル部門プレジデントのマイケル・トゥッチの後任として北米リテールのマーチャンダイジングやプランニング、アロケーション等を統括しているフランシーン・デラ・バディアが就任することを公表した。また他の経営幹部ポストには、北米ホールセールとライセンス商品分野を統括するシニア・ヴァイスプレジデント、マーケティング&ストラテジーのエグゼクティブ・ヴァイスプレジデント、グローバル・デジタル&カスタマー・エクスペリエンスのプレジデント(新役職)などに新たな人材を起用する。これまでにコーチで手腕を発揮してきたリーダーを揃え、北米事業にフォーカスした新組織体制を築くという。

 エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターには、「LOEWE(ロエベ)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるスチュアート・ヴィヴァースの起用が発表されており、現職のリード・クラッコフは任期満了の2014年6月に退任予定。さらに「REED KRAKOFF」ブランド事業について、売却に関する協定をリード・クラッコフが率いるグループと締結したことを発表した。
 
 コーチの2013年度通期の売上高は、前年比7%増の50億8,000万ドルで、特別項目を除いた純利益は同3%増の10億7,000万ドル。ルー・フランクフォートは、「海外では好業績をあげ、フットウェアの再投入も好調な滑り出しです。優れた収益レベルを維持しているとはいえ、北米における女性用のハンドバッグとアクセサリーの業績については満足していません」とコメントを発表している。