【図1】四半期ごとの進捗状況を示すグラフ。前期実績が灰色、今期実績がピンク色で表示されている。

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7月下旬から8月中旬にかけて、四半期決算発表が目白押しだ。これまではアベノミクスの期待相場だったが、今後は実績をあげる企業の株だけが上がる業績相場に移行するといわれる。銘柄選びの選球眼が必要な相場の到来だ。さて、あなたが持っている銘柄は大丈夫だろうか。

とにかく見やすいのがイイ!

 決算発表で見極めるべきことは、前年同期比の増益や、通期業績に対する決算の進捗率など。「調べるのが面倒そう……」と思ったあなたに、今回は決算を見る便利ツールを紹介しよう。マネックス証券が提供する無料ツール「決算&業績予想IFIS」だ。

 このツールは、業績推移がグラフで見られるなど、とにかく見やすい点が特徴だ。7月24日に第2四半期の決算発表があり下方修正をした後、株価が下落したキヤノン(7751)を例に見てみよう【図1】。

 グラフを見ると一目瞭然。まず、進捗率は、単純に考えれば中間決算なので50%達成していれば、通期目標が達成できそうだが、実績は40.8%。また、今期実績は前期実績に追いついていないのに、通期では増益予想を出している。果たして通期予想を達成できるか疑念が生まれそうな発表。加えて、下方修正もあったため株価下落となった。

国際優良銘柄=投資対象と考えるのは早計!?

 キヤノンといえば国際優良銘柄の代表格だから、「持っていれば安心」と考える人もいるかもしれない。「決算&業績予想IFIS」では、プロのアナリストたちが予想した業績予想の最新状況と推移が見られる【図2】。一見すると「強気」のアナリストが9人もいるし、最新レーティングは「4.06」(5段階評価)だから高評価で問題はないようだ。

 そこで、レーティングの推移を見ると3カ月前の「4.24」から「4.12」→「4.06」と徐々に下落している。単にレーティングの高さだけでなく、「推移」を見ることも重要だ。株価は利益などの変化率に連動する傾向があるため、優良大企業といえども、将来どう変化するかわからない。

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