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○本決算が3月の企業の四半期決算のスケジュール

『美人レポーターと学ぶ「株式投資」』、20回目になりました。読者の皆さんのおかげで続いてきたこの連載。皆さんも少し株式に詳しくなってきたのではないでしょうか?

さて、企業は四半期ごとに決算を発表しますが、先週から2013年4〜6月期の決算発表が相次いでいます。上場企業の場合四半期決算が義務付けられているので3カ月ごとに年4回の決算発表を行うのですが、日本の多くの企業は本決算が3月です。その場合中間決算は9月になります。

・6月30日付で第1四半期が終了 ⇒ 決算発表は7月〜8月 ⇒今がこのタイミングです。

・9月30日付で中間期が終了 ⇒ 決算発表は10月〜11月

・12月31日付で第3四半期終了 ⇒ 決算発表は1月〜2月

・3月31日付で一つの決算期間が終了 ⇒ 決算発表は4月〜5月

というスケジュールで年4回決算が発表されます。発表までの収益水準が通期計画などに対して高い進捗状況であれば、株価もそれに伴い上振れ期待が高まります。そう、企業業績と株価は綿密な関係があるわけです。企業が株主の期待に応えられるよう、収益を上げ成長していけば、企業価値も高まっていきます。

○過熱感のある銘柄は期待に応えられなかった場合、暴落してしまうことも

一般的に企業の価値は株価に反映されるので、将来的に見込みのある企業の株価を購入すれば、何カ月後か何年後かに購入価格以上の株価で売却し、値上り益を享受することができるのです。また会社の業績が好調であればその分株主への分配も増加します。ちなみに株主への分配とは株式配当だけでなく、将来的な配当原資やそれによる企業業績の向上なども含まれます。

決算は企業のホームページで確認することが出来ます。決算で前年同期と比べて増益であれば成長していると判断できますが、増益であれば必ずしも株価が上がるというわけではありません。いかに株主の期待に応えていけるか、ということがキーポイントになっていきます。私が7月に「Yahoo!ファイナンス」さんで予想した銘柄MonotaRO<3064>も好決算ですが株価は下がっています。

ちなみに8月はビューティガレージ<3180>の予想を開始しました。

決算が良かったとしても、大幅黒字が予想されていたのにそこに到達しなかった場合や、配当や増配期待があったのになかった場合、決算後に新たな材料が期待されていたのに何も発表されなかった場合などは、株価が下がる可能性が高いです。この期待感が大幅に高まっている、過熱感のある銘柄は期待に応えられなかった場合、暴落してしまうことも。

「それは織り込み済み」という言葉を耳にした方も多いと思いますが、期待がすでに株価に反映されてしまっている場合は期待に応えて当たり前になってしまうのです。ずっとテストで90点台をとってきた子供は95点でも保護者の反応は薄く、85点だとがっかりされたりしますが、60点くらいの子供が80点をとったらすごい! となるのと似ているかもしれません。

株を買うということは企業に投資するということ、つまりは企業の将来性に投資するので将来の企業業績が重要になってきます。株価というものは先を見るものなのですね。そのため、去年や現在の業績が好調であることは指針にもなりますし、現在の株価水準に対して一定の影響力は持ちますが、将来の業績の方が重視されるのです。業績のいい銘柄はこれまでの決算内容、今期の業績見通しなどが株価に反映されています。その中で上方修正が期待できる銘柄や、来期以降の業績拡大が期待できる有望な銘柄を選んでいきましょう。

○執筆者プロフィール : フィスコ リサーチレポーター 三井 智映子

共立女子中学校・高校を経て、早稲田大学政治経済学部へ。2001年から芸能活動を開始し、現在テレビ、CM、舞台などに出演。また、いち消費者とアナリストの中間的な存在であるフィスコのリサーチレポーターとしても、株式やFXの現場を取材レポートしています。

(フィスコ)