ジョゼ・モウリーニョ監督からのプレゼントと呼ぶべきか。インテルがチェルシーDFウォラスの獲得に迫っている。マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)が、フリーでの取引に成功した。

インテルはレンタル移籍でのウォラス獲得に迫り、モウリーニョ監督の了承を引き出している。30日夜、ウォラスの代理人がチェルシー幹部とロンドンで会い、最後の細部が詰められた。

一方、エリック・トヒル氏がクラブ株式取得に名乗り出てから、補強候補になっていたのが、カリアリMFラジャ・ナインゴランだ。

だが、情報通によると、トヒル氏はモラッティ会長と会談した際に、カリアリが1500〜1800万ユーロ(約19億5000万〜23億4000万円)を求めていることを一笑に付したそうである。トヒル氏は何よりもビジネスマンであり、市場価格を無視した金額と考えているようだ。

アーセナルをモデルとするトヒル氏だけに、年齢や上達する余地、ユーティリティー性、サラリーなどを考えると、真にターゲットとなり得るのは、ボローニャMFサフィル・タイデルだ。21歳のアルジェリア代表である。

ボローニャに対するトライがまだ行われていないのは確かだ。だが、ボローニャとインテルの関係は良好で、ボローニャの幹部も先日、インテルDFイブラヒマ・エムバイェに関心があることを認めていた。タイデルがFWイシャク・ベルフォディルの友人で、代理人も同じであることも忘れてはならない。

ボローニャは800万ユーロ(約10億4000万円)を求めるだろうが、トレード要員を織り込む余地はある。近いうちに、両クラブが会談するだろう。