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経済産業省は30日、2013年6月の鉱工業生産指数(速報、季節調整値)を発表した。それによると、6月の鉱工業生産指数(2010年=100)は前月比3.3%減の94.5となり、5カ月ぶりに下落した。前年同月比では4.8%の下落。

ただし、併せて発表した製造工業生産予測調査によると、7月には回復が見込まれることから、同省は基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

前月より生産が低下した業種は、全15業種のうち13業種。普通乗用車などの輸送機械工業が前月比4.1%減、電子部品・デバイス鉱業が同6.7%減、はん用・生産用・業務用機械工業が同3.2%減などとなった。品目別に見ると、普通乗用車、駆動伝導・操縦装置部品、蒸気タービン部品の順に下落幅が大きかった。

一方、上昇した業種は情報通信機械工業のみで、前月比3.5%増加。金属製品工業は前月と同水準となった。

出荷指数は前月比3.4%減の93.5となり、2カ月ぶりの下落。前年同月比では5.3%下落した。15業種全てが前月より低下し、低下に寄与した業種は、輸送機械工業が前月比5.2%減、はん用・生産用・業務用機械工業が同4.8%減、電子部品・デバイス工業が5.4%減などとなった。

在庫指数は前月から横ばいの107.0。前年同月比では2.9%下落した。全15業種のうち10業種が前月より上昇し、上昇に寄与した業種は、 鉄鋼業が前月比4.4%増、非鉄金属工業が同6.3%増、石油・石炭製品工業が同3.2%増など。反対に低下した業種は、輸送機械工業が同10.3%減、電気機械工業が同3.8%減、窯業・土石製品工業が同0.6%減など、5業種となった。

製品の需要状況を示す在庫率は前月比5.8%増の110.9となり、3か月ぶりの上昇。前年同月比では0.7%下落した。

併せて発表した製造工業生産予測調査では、7月は前月比6.5%増、8月は同0.9%減と予測。7月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業などによる。8月の低下は、輸送機械工業、化学工業、はん用・生産用・業務用機械工業などによるという。

(御木本千春)