ジャカルタの目抜き通り【撮影/長野綾子】

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日本語教師としてインドネシアと出会い、2005年からグローバル人材紹介会社JACリクルートメントで日系企業・日本人求職者のサポートを担当。ジャカルタ在住8年の長野記者が、活気・熱気あふれるメトロポリタン・ジャカルタの今をお伝えします!

2011〜12年、世界の注目を集めて投資バブルに

 この数年、日本の新聞や雑誌、メディアでも「インドネシア」「ジャカルタ」を目にすることが多くなりました。私が現在の会社JACに就職した8年前とは大違いです。

 ましてや日本語教師としてインドネシアに来た13年前は、まわりの人から「まだジャングルなんじゃないか」「電気はあるのか」などと聞かれるほどで、日本人のインドネシアに対する情報の少なさを感じていました。

 かくいう私も、日本語教師としての派遣先がインドネシア(西ジャワ州・バンドン)に決まったときに、はじめてインドネシアの場所や使われている言語、宗教について知ったのですが……というくらい、日本から遠い国だったと思います。

 私が勤めているJACインドネシアでは人材紹介のほか、会社の設立や人事コンサルティングのなどのサービスも提供しているのですが、2011〜12年の1年間で200社を超える日系企業(メーカー、専門商社、サービス業など)からインドネシア進出の相談をお受けしました。

 会社設立の前段階(現地調査)の企業数もかなり増え、地方商工会議所などが10社程度の企業を取りまとめて視察する際に、インドネシアの文化を含む人材・雇用状況についてセミナーを開いてほしいとの依頼も数多くいただいていました。

 日系企業だけでもこれだけの動きがあるということは、非日系企業の進出も当然増えているので、インドネシアは進出企業・投資バブルとなり、日本や世界の注目を集めたわけです。

 しかし、現地の状況はそう単純ではありません(メディア等で報道されている内容がすべてだと思っている方は少ないと思いますが)。

 進出しようにも工場を建設する土地がなく、空いている土地は数カ月単位で値上がりしています。ジャカルタ中心部のオフィスビルの賃貸料金も数倍に跳ね上がり、それでも空きを探すのは難しい状況。インフラ整備は追いつかず殺人的な渋滞、人件費の高騰、ガソリン値上げなど、なかなか簡単に解決できない問題が山積みです。

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